10月30日(木) 激寒 快晴 風の冷たさはない
初霜 二度目だと云うが 俺的には 初霜
太陽が昇っても山陰は冬 草の葉も砂糖菓子に化す
町内唯一となった現住の茅葺屋根 いつ訪ねても美しい佇まい
この季節になると 憧れた 田舎暮らし を思い出す
夏が終わると冬の準備 秋には寒暖計を覗きながらの日々
山裾の新住人Aさん夫妻を訪ねる
試食と云ってつるし柿を 上手にヘタを外してくれた
裏山のニホンアナグマは落ち葉を巣に溜め込み冬眠の準備
横着なギロチンで白樺を一気に切り落とす薪作り
暗がりで辺りの片付け 小さな焚き火で暖をとり しばし休息
煙たさに 涙目で見る 三日月(哉)