「憲法九条をまもる県民の会」では7月8日に鶴見俊輔さんを松山に招待して講演を行ってもらいます。タイトルは「わたしの根」です。憲法九条を守る会に入っている彼の心のルーツを話すのでしょう。
私はひょんなことから彼の面識を得て、今回講演をお願いしたのですが、快く引き受けてくださいました。本当に日本をいや世界を代表する哲学者の一人ですから、ぜひ関心のある方は7月8日に松山大学820番教室に彼の講演を聞きに来てください。午後1時30分からです。
思想の深さとか知識の広さ、見識の高さどれをとっても今生きておられる方々の中では抜群の方です。今まで彼をよく知らなかった方でも話を聞けば、その一端を窺い知ることができるでしょう。
湯川秀樹、朝永振一郎、坂田昌一とか、末川博、武谷三男とか羽仁五郎とか松田道雄とか優れた人はいましたが、これらの方も亡くなってしまい、いまは大江健三郎、小田実、加藤周一といった文系の人はおられますが、理系のスケールの大きな学者や知識人が少なくなったのは嘆かわしい。
上に挙げた人ほどスケールは大きくなかったけれど、牧二郎とか小川修三のような物理学者も相次いでなくなってしまい、寂しい限りです。