物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

8月の子規の俳句

2024-08-22 15:07:24 | 本と雑誌
もう8月の下旬になった。あわてて8月の子規の俳句を紹介しておこう。

 ヒグラシやお堀の松に人もなし 子規
 evening cicada
   pine trees along the moat
   and no people                                shiki 1893

松山に来られたことのある方なら、お堀のところに松の木があるのをご存じだろう。夏の暑いときにはそこにも人はいないだろう。

元の句にはヒグラシは漢字であったが、ここでは現代風にカタカナで書いておいた。moatはいつだったかアメリカ人から「堀」の訳として直接口頭で聞いたことがある。

エントロピー

2024-08-22 13:51:13 | 物理学
微小エントロピーdSを微小熱量d'Qに積分因子1/Tをかけて
  dS=d'Q/T
で定義すれば、こうして定義されたエントロピー状態量となるとどの熱力学の本にも書いてある。

数学の式として不完全微分であったものが積分因子をかけて完全微分になるという例があるのは知っているのだが、もう一つピンとこない。そこのところを多くの熱力学の本にどう書かれているのだろうかという疑問を持っている。

もう一つのよく知られたことは内部エネルギーUは状態量であるので、dUと完全微分で書かれるが、これは熱の不完全微分d'Qと仕事の不完全微分のd'Wの和である。

 dU=d'Q+d'W

となるという疑問もあるが、こちらの方はまだよくわかったわけではないが、ムーアの『物理化学』上(東京化学同人)の「熱の力学的定義」という節だったかに説明があってそれを読んで納得したという記憶がある。

いま急遽ムーアの『物理化学』上を書棚に探したのだが、見当たらなかった。しかし、こちらはすでに解決済みであると思っていい。

だが、もう一つのほうはまだdS=d'Q/Tの方はそのことについてはっきりと書かれた文献を知らない。そのうちにどこかできちんと書いてある文献に出会うことだろうか。

これはこのブログでも書いたことがあると思うが、温度Tは相転移があるときには変わらないのでエントロピーの導入の理由はそういうことのためにもあるということだ。

算数といわれる初等数学においても遠山啓さんらが提唱した量の理論では示量変数といわれる量は外延量と呼ばれており、示強変数は内包量と呼ばれている。

私はこういう名前の量のことを知ったのは多分40歳代であった。熱力学は大学で単位はとったのだが、そういう示量変数とか示強変数とかの名も聞いたのかもしれないが、覚えていなかった。


ブログを書けなかった期間

2024-08-22 13:21:55 | 本と雑誌
19年間もの長い間ほぼ毎日ブログを書いていた者が急にブログを書かなくなったら、ブログの著者は病気にかかったか、死んでしまったと思われても仕方がない。

だが、私は健在である。どうしてブログを書かなかったかというとこれはネットにつながる環境が失われて書こうにも書けなかったからである。

私はOCNに加入しているのだが、もちろんOCNに来てもらって復旧してもらうことは試みたのだが、「パソコンがわるいとしか思えないから診てもらえ」というアドバイスをもらえただけで復旧してもらうことはできなかった。

それで気力もわかずそのままほぼ一ヶ月が過ぎた。元NTTコミュ二ケーションズ社員の子どもが孫を連れてお盆休み明けに帰省して、診てくれてルーターを使ったネット環境が復活した。元と同じネット環境ではないが、なんとかブログが書けるようになった。

子どもの診断でははっきりとはわからないが、IPV4世代のコンピュータとIPV6世代のコンピュータとの接続ソフトの齟齬ではなかろうかということだが、はっきりとはわからないという。

いずれにしてもネットワーク音痴にはことの正否はわからないが、環境をいくぶん取り返せてほっとしているところである。

ブログの復活

2024-08-22 12:54:50 | 本と雑誌
ブログの復活に時間が時間がかかってしまった。

なんとか時間がたってその操作ができるようになった。ご心配をおかけした方々には私自身の体調等には全く健調であることをご報告しておく。

これから空港に孫を送って行くので、失礼をしておく。少なくともあすからは普通にブログを書けるであろう。