ボールペンみたいなペンで、強くこすると書いた字とか絵が消えるというペンがあるのは知っていたが、それをわざわざ自分で買うことまでは考えたことがなかった(注)。
別に自分で買ったわけではないが、NTTのポイントが貯まってそれをこの摩擦すると消えるペンをもらえるくらいだったので申請をしたら、先日届いた。
それで直ぐに新しいものを珍しがる、妻に見せてやった。タブを購入してあおぞら文庫で最近夏目漱石の『吾輩は猫である』を読んだ妻につぎの新しいものを教えておこうというつもりである。
もっとも妻はすぐに自分のもっているボールペンで字を書いて「これを消してみよ」という。「それはできないのだよ」という説明に手間取った。
確かにどのボールペンでも消すことができるようになればすばらしいが。
いつだったか、Eテレの「英語で話さないと」だかの放送で、見たことがあったのだ。そのときに値段がどれくらいなのだろうと思った。
多分結構な値段がするのであろうか。私はこのペンの値段をいまも知らない。
私は文章を書くことが多いので、これは便利である。大抵はパソコンから入力して、文章を書くことが多いのだが、それでも何度かそれをプリントして読んでチェックしないとどうもディスプレイ上だけのチェックではミスがなくならない。
パソコンが普及してペーパーレスになるという予想をした識者もいたのかもしれないが、そんなことはあり得ないという指摘を早い段階でしていたのは亡くなった技術評論家の星野芳郎である。実際にまたそうであった。
宇宙産業の社会への影響度が大きいと言っていた識者もいたのかもしれないが、宇宙産業の人類全体への経済効果はそれほど大きくないと指摘していたのも星野であった。
そういう見解を知っていたので、元同僚のある方が自分の関わっている技術が宇宙産業への広がりをもつと述べても、それをウソではないにしても誇大な広告みたいなものだと思っていた。
(注)これはpilotの製品である。
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