今回のライターさんが金井寛さんで、前回はどんなお話だったかなと調べたら、シーズン16の17話「騙し討ち」だったのですが、お休み無しで書いているはずなのにその感想記事が無いのです。
それで思い出したのですが、その回の放送後に大杉漣さんの訃報が報道ステーションで知らされて、とても感想を書く気持ちになれなくなって欠番したのでした。別の言い方をすると、それぐらいでしか気持ちを表すことが出来なかったのかも知れません。気持ち、揺れましたよね。
その気持ちと同類ではありませんが、ドラマの中の登場人物に感情移入するのにも、物凄く客観的で突き放して「感情移入」など皆無の方も居れば、ドラマと分かっていても、さながら自分がそこに入り込むほどの感情移入する方もいらっしゃるかと思います。実はそう言うのも「共感」。
「共感」と言うのは、実はとっても大切な事だと思います。
突き放して客観的にばかり見る傾向のある人は、一概には言えない事ですが、一見クールなように見えても、時にはその話の内容に「共感」をさせるような説得力もなく、心に残らない事も多いのではないかと思うときがあるのです。
ネットなどで共感力などをリサーチしますと、言葉を引き出したり人と寄り添う力が強かったりで、大切な能力であると感じる事が出来ると思います。
だから右京は、川村(佐津川愛美)に
「違った対応もあった。」と言ったのではないでしょうか。(いつもながらセリフは不正確です。)
「エンパス」と言う言葉を初めて知ったような気がしましたので、調べてみました。内容的にはドラマ内で説明されていますが、このような所を見つけました。
エンパス度テスト→こちら
私の結果がどうだったかはさておき、いい加減に本題であるドラマの感想を書く事にしましょう。
ラスト10分ぐらいの所でのエンパスと言う種明かしには、吃驚しませんでしたか。
私はちょっと驚いてしまいました。
「あっ、それ !?」って (^_^;)
だけどこう言う人は、このような職業を選べるのだろうかとか、長い年月をかけて、それなりの訓練とかしてきてないのだろうかと、ふと思ってしまったのも事実です。
しかしこの大学、みんな変な研究ばかり・・・・・いや研究自体は変ではなかったけれど、研究者が変な人ばかりだったような気がしてしまいました。
もう一人罪には裁かれない犯人が最後にいましたね。
川村がエンパスである事を知りながら、教授を憎んでいる高野の傍に置く実験をした猪瀬。
彼は言ったじゃないですか。
「『オカルト』を研究してると言うと馬鹿にされる・・・・・」って。
いや、むしろ、そう言う事をまじめに取り組んでくれる人は大事ですよね。
オカルト的な事を一つ一つ塗りつぶすように研究してもらいたい。科学的に説明が出来るものは多くあるわけだし(霊能力者の人の話から見抜く力とか)、それでも研究してもさっぱり解明できない事が出てきたら、それは生命の神秘のなぞに迫ったり、科学の道にも通じるはずでしょう。
それにこのような事で誰にも相談できずに困ってる人たちって、本当に要るんですよ。その人たちの役にも立つと言うものですよ。
ほんと。このセリフだけでこの人に共感できなかったな。
だけど右京たちが、この実験の結果を公表できないと言ったじゃないですか。社会はそれを許さない・・・・・・って ?
私、それに対しても、さあ、それはどうかしらって思ってしまいました。
世の中って変な人もいっぱいじゃないですか。共感してくれる人も同数要るかもしれないし、
それに外国でやった変な実験の結果が、いろいろと残ってるじゃないですか。
人を暗闇に入れて何時間か一人にするとどうなるのかとか、囚人と看守に分けてどうのこうのとか、「相棒」でも取り上げられた、目隠しして水を肩から垂らし血だと言うとかの人は思い込みだけで殺せるのかってやつ・・・・・みんな人道的にダメですよね。
「誰が」の部分を諦めれば、いくらだって世に出す方法はあるよね、猪瀬。
って、犯人(とは言わないが)側に共感してどうするんだって (^_^;)
と言うわけで、次回はイタミンがカッコいい回なのかな。
そうそう、今回のツボは、「僕は一応上司なんですけれどねぇ。」かしら。