姫路城は、白鷺城と言われるのにふさわしい美しいお城だと思います。
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1年か2年に一回、難病で完全に寝たきりになってしまったお友達に会いに行きます。主に看護をしていらっしゃる旦那様とお話をして帰って来るのですが、その時、ふと目にした本箱に日本のお城全集みたいなものがあって、旦那様がお城好きなのだと判明し、ああだこうだとお話も盛り上がりました。
だけど「姫路城」には、まだ行ったことが無いのだとその人は言いました。
― いつか二人で行こうねと言っていたけれど、叶わなくなってしまったよ。だけどいつかここは、絶対に行くんだ。
その「いつか」が来る可能性の日々はまた別の意味も含んでいるような気がして、普通の「いつか憧れている場所に行く」と言う会話が、とっても切ない言葉に聞こえてきたのでした。
だけど、いつか彼が一人でこの城を歩いても、きっとそれは一人ではないのだと、またそうも感じたのでした。
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確かあれは、私が高校生になったばかりの頃だったと思います。
姉と二人で旅行に来て、京都から姫路に移動したのか神戸から姫路に移動したのかも、記憶も定かではなくなってしまった今でも、あの時のトキメキのようなものを覚えているのです。
姉に姫路城に行くのだと言われて、正直、「なんだ、お城か。」と私は思ったのです。
だけど駅を降りたつと、既にお城は目の前に。
それはちょっと大げさなのですが、まさにそう思えたのです。
白い美しいお城。
今からあそこに行くんだ。
大きさと言い、美しさと言い、今まで見たこともないお城。
「なんだ、お城か」と思った私は、あっという間に過去の人になってしまいました。
本当に真っすぐに続く道を、なんとワクワクしながら歩いたことか。
そして私のお城好きは、ここから始まったような気がするのです。
「姫路城」は私にとって、まさにお城のキング、またはクイーンです。
(ああ、「クィーン」と言うと、違う意味でトキメク、今^^)
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11月の終わりの旅行は「欲張りツアー」だったと既に書きましたが、それは復興割りツアーでもあったからです。
28日の嵐山の後、バスは一路、姫路に向かったのでした。
そして朝一番に「姫路城」見学でした。
この旅行の前に、タモリさんの番組で、この「姫路城」をやったとかで、いろいろとお友達の解説が入り、それも面白かったです。
お城見学に関しては、事前にある程度予習してあった方が見逃しが無く、面白いかと思いました。だけどこのようなツアーでなかったら、そこでもらったパンフなどを見ながら、「へえ」とか「フムフム」と言いながらのミステリーツアー的に歩くのも素敵だと思います。
と言うか、旅行企画の人に言いたい事だけれど、このお城は見どころがたくさんあって、1時間で足りるわけがないじゃん。企画マンは歩いてみろって・・・・・・・・
って私は思います(・∀・)ニヤニヤ
時間切れで、「西の丸」に辿りつけず途中で引き返してきました。
時間と言う仕方がない壁に阻まれていたので、お友達には余計な事は言わなかったのですが、天守の男っぷりと比較して、生活居住空間である「西の丸」はまた違う女性的な雰囲気が漂っていたように思います。
姉などはこの城の事を言うと、「あの『西の丸』の事が一番印象的で、忘れられないわ。」ともいうのでした。
1時間でも、私たちのようにやたら写真などを撮ってなかったら、間に合うかもしれません。
ツアーなどで行かれるお城好きの方は、回る順番などをあらかじめイメージして時間配分などをしておくと良いかもしれませんね。
見逃せないポイントは
ここを知ってると、時代劇が楽しくなる場合が多いです。良く使われます。
まあ、それは城好きと言うか、映画好きの視点ですね(^_^;)
お城の諸々の工夫はもちろんですが
歴史ある柱とか、
↑ このような所を探すとかー。
天守からの風景とかー。
やっぱり一番なのは、そのお城自体の美しさだと思います。
桜の季節は、もっと凄い事になると予想が付きますね。
と言うわけで、他の画像は、またフォトチャンネルにて見てくださいね。
姫路城☆晩秋の旅2018