Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

ムサシアブミの花

2016-05-17 | 山野草

ムサシアブミ」(武蔵鐙)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草で、関東以南~沖縄の
山林下や谷沿いなどに分布します。 (全草有毒植物です)
和名は武蔵野国で作られた(アブミ、馬の背に吊り下げて足先を乗せる馬具)に似る
ことから。
 
植木市で入手し、以来20数年鉢植で維持していますが、今年の花は1個だけでした。
4月中旬に咲いた花の形が、まことに奇妙です。
 
 
 
葉が変形した、暗紫色の仏炎苞 には淡緑色の縦の筋がたくさん入ります。
仏炎苞の蓋の部分が袋状に巻き込み、先は前に突き出しています。 
 
 
 
仏炎苞上部の脇は、耳状の形に張り出しています。 
中に付属体 と呼ばれる白い棒状の期間の先端の一部が見えます。 
その下部にオシベとメシベがあり、本来の花は見えないところにある訳です。
 
  
 
( 参考・例年、こんなに感じで咲いていました。 昨年ブログアップできなかった画像です) 
鉢植の草丈は20数cm、茎に着く葉は2枚、仏炎苞の上に大きく広がります。
 
 
 
テンナンショウ属独特の花形、仏炎苞 (ぶつえんほう)とは、仏像の背後にある仏炎に
似ているために呼ばれ、水芭蕉の白い仏炎苞がよく知られています。

コメント (1)
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