開花できなくなった鉢が増えてきました(植え替えが出来なかったので)が、
今年開花した鉢植え椿の最後です。
洋椿の「ナイトライダー」は、ニュージーランドで育成された黒い椿です。
写真では赤みが濃く出ましたが、肉眼ではもっと黒味を強く感じました。
まだ小木ですが、蕾をビッシリ着け、小輪ですが多花性です。
花弁数が多く(八重咲き)、渋いダークレッドの花は気品を感じさせます。
次は「錦キリン」という品種です。
ユキツバキから生まれた中輪花ですが、
八重咲から獅子咲となる紅花で、時間をかけて大輪化します。
終いの2種はラベルを失い、品種名が分からなくなりました。
共に、白~淡桃色地に紅の絞りが入っています。
鉢植えで育てている日本桜草、紅紫色の花3種です。
「玉川染」は江戸末期に作出された名品の1種です。
紅紫色の波打ち重ね弁で、中心に星形の白目がある。
4月下旬に開花し始め、
5月中旬まで咲いていました。
「墨染源氏」は平咲きで、紫の花弁の縁が白くなる爪白です。
「駅路の鈴」も目が白で、白覆輪の花です。江戸中期の作出だそうです。
上の2種は昨年よく咲きましたが、今年はかろうじて1輪のみ開花しました。
毎年植え替えないと、新芽が鉢の周辺に移動し開花できなくなります。