「キョウガノコ」(京鹿子)は、古くから栽培されている園芸品種で、自生は
見られないそうです。 葉と花のバランスが和風の雰囲気で、シモツケ草に似て
いますが葉形が違います。(京鹿子とは京都で染めた鹿の子絞りのこと)
5月末、ピンクの綿を被ったような花を咲かせました。
6月上旬、縞ススキの間から漏れ来る朝日を受けて、
小さな花が輝きます。
切れ込みのある掌状の大きな葉、線状のススキ、緑の中にフワッとしたピンク花、
つぶつぶで、小さな花を密生させて咲かせています。
クローズアップで見ると、長いオシベを伸ばしたピンクの4弁花の集合体です。
午後にも少し直射が当たる時がありますが、朝の木漏れ日の中で見るのが一番です。
ナンテンの下草として植え、東のススキが繁茂し、南のハナミズキも成長してきた
ので、キョウガノコの環境が日照不足となり、花茎が2本しか出なくなりました。