キンポウゲ科のつる性多年草で、園芸草花クレマチスの交配親として利用された、
原種の2種です。
「カザグルマ」(風車)は、本州・四国・九州北部の林縁に自生するそうです。
兵庫県三田に自生する原種の実生苗を入手し、鉢で育て、
5月上旬、2輪だけ開花しました。
花弁に見えるガクは8枚で白色、メシベの周りにたくさんのオシベが取り囲みます。
花後の若い種子も、風車のようです、
近縁種の「テッセン」(鉄線)は、中国原産です。
ガクは白色で6枚でした。 ツルは細く針金のようです。
花色は、始めは緑色で、
雄シベが花弁化していて、種子が着かないようです。
このテッセンから、クレマチスの「白万重」が生まれました
池周りに植えこんだ3種のヤマアジサイの内、2種です。
「清澄沢」は、千葉県の清澄山で発見されました。
6月上旬の咲き始め、装飾花が、白地にピンクの縁取り(糸覆輪)です。
6月中旬、中心花が咲きだすころには、装飾花弁が全体に淡紅色に変わってきました。
7月初め、中心花も終わりを迎え、装飾花が反転してきました。
直立性で、樹高が130cm程 の高性種です。
次の「深山八重紫」は、池周りでも他の樹木の陰なって、生育が妨げられて来ま
した。 樹高が30cmほどしかなく、3輪だけの開花でした。
わずかに注ぎ込む朝陽を受け、装飾花が濃い紫の八重咲きは存在感があります。
7月初め、中心の両性花が咲き、装飾花が変色してきました。
横向きから下向きに垂れ下がって、花が終わろうとしています。