「ムシトリナデシコ」(虫取り撫子)はヨーロッパ原産の越年草で、
江戸時代に観賞用として移入されたそうです。
散歩中に種子を採取し、庭に蒔いたのが始まりですが、自然実生で更新するので、
庭で咲く場所が毎年移動していきます。
東庭の敷石通路の周りから移動して今年は北東隅に集まりました。
茎上部の葉の下に粘液を帯状に分泌し、小さな虫?が付着していますが、栄養吸収
しているわけでなく食虫植物ではありません。
1つ1つの花は小さいが、集合すれば、庭でも荒れ地でも、目立つ存在になります。
5月中旬から、生育遅れの株は現在も咲いています。
空き地に蒔いた種子は、雑草に負けずに生い茂ります。背後の白花はシャスタデージーです。
チョウ(イチモンジセセリ)が吸蜜に訪れました 。
「シャスターデージー」はキク科の多年草で、フランスギクとハマギクの交配に
よる園芸種です。 元は何かの景品でいただいた、草花の混合種袋の実生でした。
群落を作って、5月中旬から6月にかけて一斉に開花します。
玄関への通路脇で咲き揃い、 白花ですが、迫力を感じます。
少し離れた空き地(宅地跡)の5月下旬、ジャガイモとニンニクが見える畑の両側で、
移植したシャスターデージーが、かつての荒れ地を明るく照らしました。
次の「スイセンノウ」(酔仙翁)はヨーロッパ原産で、草体に綿毛が密生して
フランネル草とも呼ばれ、5月末から、現在も、ポツポツと咲き続けています。
ヨーロッパ原産でナデシコ科の多年草ですが、種子を飛ばして実生で移動していきます。
散歩中にいただいた種子を蒔いたもので、紅花と白花があります。