今年はシロアケビは実生りが無く、
ミツバアケビだけが実を着けました。
アケビの開花後、アケビコノハの幼虫が生育するのですが、
今年は小さな幼虫の内に、小鳥に食べられたようでした。
7月中旬、まだ小さい緑の果実です。
8月上旬、果実が肥大してきます。
9月上旬、
11月初め、果皮が紫に色付いてきました。
11月中旬、熟すと、果皮が2つに裂開してきます。
1部を収穫しました。
あまり手入れせず、藪状に生い茂っていて、
全く日が当たらない奥に生った実は、
紫色にならないものがありました。
実の白い部分(種子を包む胎座)は甘味があり、
子供の頃、黒い種を噴き出しながら食べました。
私だけ、今年も2個だけ食べましたが、舌が疲れました。
果皮は肉詰めにして2人で食べました。
11月下旬、残りの果実を採取しました。
「アケビ」(木通)は、
山野に自生するアケビ科のつる性落葉低木です。
鉢植えの「三つ葉アケビ」を庭に移植し、
自家受粉しにくいので、「白アケビ」を植えて、
人工授粉して実を生らせています。
4月初めの若芽は、「木の芽」として「お浸し」でいただきます。
ほろ苦い春の味わいです。
4月中旬の収穫例、下の緑の若芽は白アケビです。
4月下旬、ミツバアケビの花は濃い紫色の花です。
上に着いている大きい花が雌花で、
下についているのが小さな雄花です。
淡黄緑色の白アケビの花、右の伸び出ているのが大きい雌花、
左に小さな雄花が10個ほどついています。
雄花と雌花で熟期が違い、自家受粉し難く、
1本植えただけでは実がなり難いのです。
白アケビの雄花を摘んで、ミツバアケビの雌花に人工授粉します。
秋にミツバアケビにたくさんの実が生りました。(2)で、