過去に各種スミレを鉢栽培したことがあり、鉢で維持するのは簡単ではありま
せんが、種を飛ばして勝手に他の鉢や庭で生き延びているスミレがいます。
紅花系の次の3種は、葉に切れ込みが入る菊葉です。
「ナンザンスミレ」は、日本では長崎県対馬にだけ自生しているようです。
上は他の鉢を占拠して、 下は庭の敷石の脇で、4月中旬に開花していました。
次は、「紅花ナンザンスミレ」として通販で購入したものです。
花をアップで見ます。 濃い紅色ですね!
3番目は、庭の樹下で咲いた「紅鶴」というスミレです。
元の親鉢からは消えましたが、他の鉢で生き延び、下は福寿草の鉢です。
紅鶴は、南山スミレと叡山スミレとの交配による園芸種です。
紅花ナンザンスミレと紅鶴との区別も、良く分かりません。 同種かも?
「西洋イワナンテン」は北米原産でツツジ科の常緑低木、主に葉を鑑賞します。
(日本のイワナンテンも有ったのですがは枯れてしまいました)
5月上旬、葉の下に白いつぼ型の小花を房状に咲かせます。
鉢植えで、「レインボー」という斑入り葉の品種です。
冬、雪囲いの中で葉の多くが落ちたので、かえって花が目立ちました。
毎年咲くのに、春は特に花が多いので見落とされ、昨年はブログアップできな
かったので、枝ぶりがイマイチですが紹介しておきます。
今は花が終わり、紅色の新葉が展開してきました。
この後、緑葉にピンクやクリーム色の斑が入り、 秋には紅葉もします。
桜草はサクラソウ科の多年草ですが、湿性地や原野での自生地は激減しました。
江戸時代に品種改良が進められた古典園芸植物として、多くの園芸品種が作られ
ました。
「漁火」(いさりび)という品種も、江戸時代に作られた名品の1つです。
上が4月14日、下が16日です。 かがり弁の抱え咲きです。
花弁の表は淡桃色で底白、裏面は少し濃い桃色となっています。下は19日、
以下は4月23日に撮りました。 花がすべて開くと重そうです。
花弁は平らではなく、波打ってきます。
大きな花が、妖艶さを醸し出しているようです。
鉢植えボタンで、白花系の「明皇宝」(メイコウホウ)です。
( ミョウコウノタカラという品種と同じかどうか?)
開花2日目の5月3日、花の中心部がほんのり淡紅に染まります。
振り返って、4月中旬の蕾です。 葉・茎・蕾すべて赤色です。
5月2日、開き始めました。
初日は少し小ぶりですが、その後も花弁を伸ばし広げて、
開花して5日目の5月6日の花姿です。
大輪で、清楚な花は、この2日後に散り終えました。
アヤメ科の多年草「ヒメシャガ」は、日本の固有種です。
5月初めに咲き出しました。
シャガに似ていますが、草丈は20cmくらいで小型です。
鉢植えで増殖し、庭に植えても小群落を作って多くの花を咲かせましたが、
近年は、逆に縮小しました。 植え替えないといけないようです。
葉と花の色形が、なんとも日本的な感じがし風情を感じます。