以前より、庭植えされていたガクアジサイの1つです。
花序の周辺を縁取るように並ぶ装飾花を持ち、
ガク咲きと呼ばれる、日本に古くからあるタイプです。
毎年花後に剪定し、樹高は70cm程です。
6月中旬、装飾花が開き始めました。
6月下旬です。 花色は少し青味を含んだ紫色です。
両性花も1つ開いてきました。
両性花は小さな青色の5弁花で、白い雄しべが長く目立ちます。
7月上旬の花です。
7月中旬、花の終わりです。
色褪せた装飾花は反転して垂れ下がり、
両性花は種子を稔らせます。
春、最初に作った畝はマメ科の畝とし、
エンドウ豆と一緒に「ソラマメ」(空豆)を2株植えました。
豆果(莢、サヤ)が、空に向かって着くので空豆、
西アジア・北アフリカが原産です。
植え付け数日後の4月末、左2株がそら豆です。
5月下旬咲いた花も、独特です。
花後の鞘は上に向かって伸び出し、
6月上旬、豆が出来ると肥大して横向きになり、
6月中旬、下向きに垂れ下がってきます。
豆が熟し、収穫の適期となったことを示します。
4個収穫しました。
鮮度が落ちるのが速いので、収穫後すぐに焼いて食しました。
豆粒は少ないですが、来年もまた作りたくなる味でした。
ヤマアジサイは小型で、関東以西の山地に自生し、
花色が産地により多様性に富んでいます。
「伊予の薄墨」(イヨノウスズミ)は、愛媛県伊予地方産です。
装飾花が濃紺から墨色に変わります。
6号鉢植えで、5月末の咲き始めは、こんな色合いで、
6月初め、ガクが変形した装飾花が青色に変わりました。
アップで見ます。
雌しべと雄しべを持つ両性花も青色で、小さな5弁花を開きました。
6月上旬の花、
装飾花の中央にも、小さな花が開きました。
6月中旬になると、装飾花が反転し、裏側を見せました。
まだ青紫の色合いを残しながら、墨色へと、
6月下旬、装飾花の青味か消えて、薄墨色に変わりました。
このいぶし銀のような花色に、惹きつけられます。
7月中旬、両性花が結実した花は、
その種子を守るように?いつまでも墨色の装飾花が残っています。
「えんどう豆」は、マメ科の1,2年草で、
原産地は地中海性気候の西アジアです。
秋蒔きで、春収穫が基本ですが、
雪国なので、春にHCでポット苗を買って植え、初夏に収穫です。
4月下旬、庭の南西に菜園コーナーを設け、
毎年、最初に作る畝がえんどう豆用です。
鍬で掘り起こし、コンポスト容器で作った自家製堆肥を投入。
4月23日、元肥を入れた畝に、ポット苗を植え付けました。
キヌサヤエンドウ1株と、スナップエンドウ2株です。
(右の2株は空豆、隣に耕した畝はウリ用の畝です。)
5月末に収穫した豆、左がキヌサヤ、右がスナップです。
キヌサヤエンドウは未熟の莢を食用にしますが、
今年の苗は不調で、赤花の写真も撮らない内に終わってしまい、
豆と莢の両方が利用できるスナップエンドウが、
順調に収穫出来ました。
6月上旬のスナップエンドウの実成りです。
花は白花です。
6月の収穫例、
6月下旬には、そら豆、ピーマン、シシトウ、キュウリなどが
同時に収穫できるようになり、
7月6日がスナップエンドウ収穫の最後でした。
時々雨が当たる本日、
えんどう豆の支柱はそのまま朝顔が使っています。
「ブラックナイト」という西洋朝顔ですが、
自然実生で芽生えたものを一部残したものです。
丈夫過ぎる朝顔なので、お勧めはできませんが、・・・・
「フウラン」(風蘭)は日本原産で、
樹木に根を張って育つ着生ランで、基本種は白花です。
江戸時代より栽培された古典園芸植物でもあり、
葉、花形、花色のほか根まで観賞の対象とし、
「富貴蘭」(フウキラン)と呼ばれています。
3号鉢にミズゴケで高植えした、鉢植えを数種持っていますが、
今年開花したの1鉢だけでした。
「紅雀」(ベニスズメ)は、桃色花を咲かせます。
長い距(キョ)を下げるのはフウランの特徴です。
1本の花茎を伸ばし、3個の蕾を着けました。
7月上旬、最初の1輪が開きました。
その2日後、3輪が揃って開花です。
この品種は色花が主ですが、
様々な斑入りの葉や、青根、赤根など根も観賞対象です。
花弁が後方へ反り返る特徴があり、甘い香りがあります。
7月中旬です。
花を上から見ると、
7月下旬に入って花が終わり、
定位置の、北側軒下の山草棚に帰りました。
冬は無加温の納屋で越冬しています。