flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

姫路

2006-12-17 00:00:25 | 街道・宿場町

 城下町であり、宿場町でもある姫路へはいつも窓越しから見るだけで、通り過ごしていた。
父が姫路は…とよく言っていたのを思い出す。
 最盛期の石高は五十二万石、現在の人口は約54万人。播磨西部の中心地である。高架工事中の駅を降りると、姫路城までの縦方向のアーケード街。幾つかのアーケードは交差するが、この縦の商店街をメインに、人が多く歩いていた。やはり場所から場所を結ぶ道筋がポイントのようである。そして古来山陽道といわれた後の西国街道も、城の前を横切っている。城下町形成の際、移設整備されたという。また、松江に至る出雲街道の起点の地でもあり、街道の近くには藩主下屋敷庭園を再現した好古園がある。
 古代播磨国府は、アーケードのある本町に存在したといわれている。そして播磨総社であった射楯兵主(いたてひょうず)神社が隣接して鎮座する。
 姫路の歴史が駅から城までの間に凝縮されているといってもいいだろう。
    

コメント
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