flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

郡上八幡の水辺

2007-12-09 00:00:09 | 水のほとり

(岐阜県郡上市八幡町)
 山あいのこの地が発展したのは、水が多く集まって来る地だからに違いない。
長良川に吉田川が注ぐところにあるこのまちは、多くの水の音を聴くことができる。
 今回、郡上八幡駅から、下桝形町の武洞谷の清水、やなか水のこみち、吉田川、いがわ小径(島谷用水)、夏には子どもたちが飛び込む新橋を渡り、八幡城三の丸下の柳町用水と水舟、そして名水百選の宗祇水(白雲水)を巡った。
         
 「やなか水のこみち」は、新町から稲荷町に至る路地を昭和63年に、水の町をイメージとして造られた、ポケットパークといわれる小公園である。また、至るところに見られる「水舟」は、流入する清水を飲料用と洗浄用に分けた、言わばこの地方の流し台であり、木製のもの、石製のもの等がある。
 
 宗祇水には大勢の人がみられた。
小駄良川が吉田川に注ぐほとりにあり、名前の由来は文明年間(1469-87)飯尾宗祇が、この泉の傍に居を構えたところからとされる。

 最後に、私が習慣としている水辺での佇みによって、この地の自然と力を感じ取った。

(関連記事:郡上街道八幡 旧八幡町庁舎

コメント (6)
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