flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

清正公覚林寺

2016-10-30 00:00:00 | ほとけのいおり

(日蓮宗最正山覚林寺 東京都港区白金台)
 豊臣秀吉の文禄の役の際に、加藤清正によって李氏朝鮮宣祖の子臨海君と共に捕虜となった臨海君の子太雄が、日本で出家し日延と名乗った。そして安房小湊(千葉県鴨川市)の誕生寺住職となり、寛永八年(1631)現在地に日延の隠居所として覚林寺が創建された。弘化二年(1845)火災により寺が全焼したため、安政三年(1856)に山門が、慶応元年(1865)清正公堂が再建されている。日延が清正の位牌や像を祀ったことから、寺の通称が清正公(せいしょうこう)と呼ばれている。
    

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