田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

さっぽろ路地裏ウォーキング

2006-10-09 21:53:02 | 札幌(圏)探訪
 秋の陽を背に、のんびりゆったり札幌の路地裏を歩いて、札幌の魅力を再発見してみたいと思い立ちました。
 というのも、札幌市とJTBが「市電を使って、札幌の路地裏を散策してみませんか」という観光客向けの提案にのってみようと思ったからです。

 残念ながら7日は思惑と異なり雨天でした。
 しかし私は、「雨もまた良し」とカサを差しながら敢行することとしました。
 提案では8つのモデルコースが提案されていましたが、いずれも市電の停留所をスタート&ゴールとして徒歩でおよそ30~40分のコースです。
 私は結局、その中の3つのコースを体験することができました。
 一つ目は、「ロープウェイ入り口」停留所発着の藻岩山の山ろくを巡るコース。
 二つ目は、「中央図書館」停留所発、「電車事業所前」停留所着のやはり藻岩山の近くの住宅・商店街を巡るコース。(提案では逆コースです)
 三つ目が、「山鼻9条」停留所発着のかなりすすき野の街に近い商店街コースの3つでした。

 印象を一言で表現するなら「う~ん、ちょっと残念」というところでしょうか。
 わずかな体験だけで結論づけるのは危険ですし、的外れな結論を導くことになりかねません。
 なのに、私がそのような印象をもった最大の要因は、札幌はまだまだ若い街である、ということでしょうか。
 路地裏というと、どうしても古くから残る民家や歴史に彩られた町屋が佇んでいるという光景を想像してしまいます。
 しかし、私が歩いた3つのコースでは、どこもコンクリートの塊であるマンションが目立ち、イメージした路地裏という雰囲気とはちょっと違ったものだったのです。
 さらには、市電停留所の周辺を巡るという、限られた中でのコース設定ということで、札幌の魅力を感じてもらうには条件設定が厳しすぎたのかもしれません。札幌の市内地図の中で、市電の占める範囲はごくごく限られたものであることを改めて感じさせてくれます。

 という印象だったのですが、新たな発見があったことも記しておかねばなりません。
 その一つが、藻岩山ロープウェイの麓にあった旧熊井邸を移築再現した喫茶店(店名は忘れました)はロケーションも雰囲気も素晴らしいものでした。
 また、二つ目のコース途中にあったかりんとうの専門店「頑固堂」です。案内書でかりんとうが手頃な価格だったこともあってお店によって購入しました。今、店名どおりの頑固なくらい硬いかりんとうをかじりながらこのプログを綴っています。
 
 可能性がないわけではありません。
 歴史では敵わないわけですから、違った角度から札幌の魅力を見つけることも大切かもしれません。
 まずは、提案された全てのコースを体験してみることが必要だ思っています。