空港からハノイ市内に向かう夕闇のマイクロバスの中で、私たちは早速ハノイの現実に度肝を抜かれました。
市内に入ったかなと思われたところで、私たちのバスは無数ともいえるバイクに取り囲まれてしまいました。(いや決して取り囲まれたわけではなく、取り囲まれるような状況になったという方が正確な表現です)
情報通のツァーの同行者が言うには「アジアカップサッカーでベトナムがUAEに勝ったことに興奮した市民が街中をバイクで走り回っている」と言うのです。
それにしてもおびただしいばかりのバイクの光の渦に包囲されてしまったような感覚に陥りました。
驚きは翌朝にも続きます。
翌朝、私たちは比較的早く(午前8時30分くらい)行動を開始しました。
体にまとわりつくような暑さと湿気の中を、市内探索に出かけました。
すると、もうホテルの前の道路からバイクがびっしりです。狭い道路をバイクが占拠しています。
比較的広い道路に出ても事情は変わらず、バイクの洪水の中をわずかな乗用車が肩身狭そうに走っています。
これが通勤時間帯だけの現象かと思っていたのですが、日中においても数は多少少なくなったものの一日中バイクが道路を占拠していることに変わりはありませんでした。(写真はまったくシャッターチャンスを逃してしまい、その様子を伝えきれない写真となってしまいました)
ともかくハノイ市内では、老若男女(さすが老人のバイク姿はあまり見かけなかった)誰もがバイクに乗っているといった感じでした。
どこかで聞いた(読んだ)ことがあります。
日本のバイク産業は東南アジアで潤っていると・・・。
そのことに深く納得させられる光景でした。
それにしてもこのバイクの洪水が、いつの日にか自動車洪水にシフトしていくのでしょうか・・・。あの自転車洪水だった北京が自動車ラッシュに変貌したように・・・。
さあ!これから対UAE戦です。固唾を飲みながらTVの前で見守ります!