田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ドイツ環境パネル展

2007-11-22 16:59:25 | 環境 & 自然 & 観察会
 私が勝手に妄想を膨らませすぎたのかもしれません。
 あまりにあっさりした展示に拍子抜けした思いでした。

 市役所ロビーで「ドイツ環境パネル展を開催している」と聞いて、勤務を終えてから出かけてみました。
 環境対策の先進国ドイツのことを紹介する展示ということで、私の中では大きな期待をしていたところがあったようです。

 会議の様子を見て「あれれっ」とガッカリ…。
 パネルは多数あったのですが、ドイツの環境対策を紹介するパネルはわずか6枚。その他は札幌市の姉妹都市の紹介、ペレットストーブの紹介、まもなく開催するミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo のポスター等々…。
 「わざわざ来ることはなかったかも…」と思いながらも、気を取り直し6枚のパネルをしっかり見ることにしました。

 パネルは「ミュンヘンのごみ事情」と題して、ミュンヘン市を例にとってさまざまなごみ対策を紹介したものでした。
 ミュンヘンで取り組んでいることの一部は、日本の先駆的な市町村でも最近取り組まれているようなものもありました。
 例えば、家庭ごみの資源化、各種びんの回収、リサイクルセンターやリサイクルデパートの開設など…。

 私が興味深く思えたのは、ビールはほとんどがびんで出荷されているということと、そのびんがリターナブルとして再使用されているということでした。(日本もびんは再使用されていますけどねぇ…)
 また、ペットボトルはデポジット制になっていて、代金の約20%がデポジット料になっているようです。
 さらに、イベントなどでは紙皿も含めてできるだけ食器を使用しないように努めているということも、日本の現状から見習うべき方向のように思えました。

  日本のイベントでは大量のごみが発生します。この対策を施すことは単なる対策以上に私たち市民に大きな学習効果を及ぼしてくれそうな気がするのですが…

 そんなことを学習したパネル展でした。