北海道の冬を代表する札幌市の「さっぽろ雪まつり」、小樽市の「雪あかりの路」の二大イベントが昨日幕を閉じた。今年はどちらのまつりも覗いてみたのだけれど…。
二つのまつりを同時に見るのは4年ぶりのことですが、どちらのまつりも相変わらずたいへんな数の観光客の賑わいがあり、大成功だったようだ。しかし、まつりを見慣れてきた私にはまつりに対する不安な面も見えてきた…。
小樽 雪あかりの路
小樽「雪あかりの路」は2月4日~13日の日程で開催されたが、私は7日目にあたる2月10日に訪れた。
「かなりがっかりした」というのが正直な感想である。
数日来の暖気によって雪の設営物がかなり傷んでしまっていた。そしてその修復も十分ではなかった。
また、午後5時にまつり開始の合図の花火が打ち上げられて、その20分後くらいに訪れたのだが、灯りが入っていたのは半数程度であった。

※ 「雪あかりの路」を象徴する一つ小樽運河上に浮かぶ
灯りの入った浮き玉です。
そうした事態になる原因を考えてみた。
それはこのまつりのコンセプトでもある市民の手づくりやボランティア、あるいは職域・団体などにその制作や灯り入れなどを頼り切っているからではないだろうか。
当日は平日だった。勤めを持っている人は時間内に駆けつけることは難しいだろう。また、修復にかける時間も意欲も専門的なスタッフではないゆえ保ち続けることはなかなか難しい。

※ 典型的な「雪あかりの路」の灯りです。
まつりのコンセプトである市民の手づくりやボランティアを主とすることは続けるとしても、多くの観光客が駆けつける一大行事となった今、その中のいくつかはしっかりした造りのものを見せるという配慮が必要ではないのかと思った。
土産物街や飲食店街は大盛況のようであったが、まつりで潤っている人たちがもう少しなんとかしなくてはいけないのではないか、と思ったのだが…。
「雪あかりの路」を見た人が私と同じような感想を抱かなかったことを祈りたい。

※ こちらは主催者が製作したものか?ガラス玉の中で灯りが灯っています。
さっぽろ雪まつり
「さっぽろ雪まつり」は2月7日~13日の日程で開催された。私は12日に他の要件で出かけた際に会場を縦断してみた。
半世紀を超える開催実績を誇る「さっぽろ雪まつり」はそれなりに安定したまつり運営を感ずる。
その中で私が注目したのは「市民雪像」である。

※ 以下の二つの写真は国際雪像コンクールの作品です。
「市民雪像」の写真は残念ながらありません。
市民が雪まつり主体的に参加できる企画として「市民雪像」の部が設けられているのは大賛成である。しかし、その出来栄えが…。
私にはその雪像のほとんどの出来栄えが稚拙に映ってしかたがなかった。
いくら素人の作品とはいえ、多くの市民や観光客の目に触れるのである。レベルアップした作品にもお目にかかりたいと思ったのだが…。
「国際雪像コンクール」の見事な出来栄えと比べるとその落差が大き過ぎるのだ。
まあ、彼らと比較すること自体が無理難題であるのかもしれないが…。
まつり当局もいろいろと工夫もされていると思うのだが、「市民雪像」のレベルアップの対策をぜひ立てていただきたいと思う。

次に食べ物、土産物店のブースの多さである。
特に派手派手に装飾を施した各種の食を提供するブースの派手さ加減はもはや限度を超えていないだろうか?
日本的なまつりの情景といえば言えなくもないが、もう少しスマートにはできないものか?

※ 派手に飾られた食べ物店のブースの一つです。
以上、二つのまつりに私なりの苦言を呈してみたのだが、事情を知らない者が的外れのことを言っているのかもしれない。
しかし、そう感じた者がいたことも事実である。
修正すべき点は修正して、二つのまつりがこれからも多くの人々に受け容れられ市民や観光客にとって楽しいまつりとして継続されることを願いたい。
二つのまつりを同時に見るのは4年ぶりのことですが、どちらのまつりも相変わらずたいへんな数の観光客の賑わいがあり、大成功だったようだ。しかし、まつりを見慣れてきた私にはまつりに対する不安な面も見えてきた…。
小樽 雪あかりの路
小樽「雪あかりの路」は2月4日~13日の日程で開催されたが、私は7日目にあたる2月10日に訪れた。
「かなりがっかりした」というのが正直な感想である。
数日来の暖気によって雪の設営物がかなり傷んでしまっていた。そしてその修復も十分ではなかった。
また、午後5時にまつり開始の合図の花火が打ち上げられて、その20分後くらいに訪れたのだが、灯りが入っていたのは半数程度であった。

※ 「雪あかりの路」を象徴する一つ小樽運河上に浮かぶ
灯りの入った浮き玉です。
そうした事態になる原因を考えてみた。
それはこのまつりのコンセプトでもある市民の手づくりやボランティア、あるいは職域・団体などにその制作や灯り入れなどを頼り切っているからではないだろうか。
当日は平日だった。勤めを持っている人は時間内に駆けつけることは難しいだろう。また、修復にかける時間も意欲も専門的なスタッフではないゆえ保ち続けることはなかなか難しい。

※ 典型的な「雪あかりの路」の灯りです。
まつりのコンセプトである市民の手づくりやボランティアを主とすることは続けるとしても、多くの観光客が駆けつける一大行事となった今、その中のいくつかはしっかりした造りのものを見せるという配慮が必要ではないのかと思った。
土産物街や飲食店街は大盛況のようであったが、まつりで潤っている人たちがもう少しなんとかしなくてはいけないのではないか、と思ったのだが…。
「雪あかりの路」を見た人が私と同じような感想を抱かなかったことを祈りたい。

※ こちらは主催者が製作したものか?ガラス玉の中で灯りが灯っています。
さっぽろ雪まつり
「さっぽろ雪まつり」は2月7日~13日の日程で開催された。私は12日に他の要件で出かけた際に会場を縦断してみた。
半世紀を超える開催実績を誇る「さっぽろ雪まつり」はそれなりに安定したまつり運営を感ずる。
その中で私が注目したのは「市民雪像」である。

※ 以下の二つの写真は国際雪像コンクールの作品です。
「市民雪像」の写真は残念ながらありません。
市民が雪まつり主体的に参加できる企画として「市民雪像」の部が設けられているのは大賛成である。しかし、その出来栄えが…。
私にはその雪像のほとんどの出来栄えが稚拙に映ってしかたがなかった。
いくら素人の作品とはいえ、多くの市民や観光客の目に触れるのである。レベルアップした作品にもお目にかかりたいと思ったのだが…。
「国際雪像コンクール」の見事な出来栄えと比べるとその落差が大き過ぎるのだ。
まあ、彼らと比較すること自体が無理難題であるのかもしれないが…。
まつり当局もいろいろと工夫もされていると思うのだが、「市民雪像」のレベルアップの対策をぜひ立てていただきたいと思う。

次に食べ物、土産物店のブースの多さである。
特に派手派手に装飾を施した各種の食を提供するブースの派手さ加減はもはや限度を超えていないだろうか?
日本的なまつりの情景といえば言えなくもないが、もう少しスマートにはできないものか?

※ 派手に飾られた食べ物店のブースの一つです。
以上、二つのまつりに私なりの苦言を呈してみたのだが、事情を知らない者が的外れのことを言っているのかもしれない。
しかし、そう感じた者がいたことも事実である。
修正すべき点は修正して、二つのまつりがこれからも多くの人々に受け容れられ市民や観光客にとって楽しいまつりとして継続されることを願いたい。