南大橋 → 五輪大橋
コースは都心からやや離れ、橋が出現する密度もやや間隔が空いてきました。途中からは一時猛烈な雪が降り、前が見えないほどでしたがこの日の目標の「五輪橋」が近づいてきました。ところがそこで想定外の状況が…。
寒い中、「南大橋」のところでの昼食を10分程度で終わらせ、スノーシュートレッキングを再開しました。
遠くに特徴のあるアーチ橋の「幌平橋」が見えてきます。「幌平橋」までも約20分で到達しました。この橋のアーチ部分は人が上れる構造になっているそうですが、私はまだ上ったことがありません。
※ 特徴のあるアーチ橋の「幌平橋」です。
この辺りでは豊平川もずいぶん狭くなっていましたが、さらに遡ったときにそれが一時的なものだと気付きました。
「幌平橋」から20分で「南十九条大橋」です。
この橋を通過した後に「雪捨て場」がありましたが、東区で出会ったような大規模のものではありません。
※ 「南十九条大橋」です。
※ 割り合い小規模の雪捨て場でした。
豊平川の中に奇妙な構造物を見に入りました。川の流れを遮るようにコンクリートの塊が整然と並んでいます。上流から木の枝やゴミが流れてきたとき堰き止められ、川の流れが悪くなるのではと思ったのですが、反対に下流にゴミなどを流さないための装置なのでしょうか?
※ このコンクリートの構造物のねらいが良く分かりませんでした。
「南十九条大橋」から約15分で「南二十二条大橋」に到達です。
この「南二十二条大橋」を過ぎると、橋の出現の間隔がやや開いてきます。
「ミュンヘン大橋」に向かう途中、川が整然と流れているのに気付きました。おそらく川岸や川底を改修し、流れを良くする工事がなされたものと思います。
※ 市街地の橋としては最後かな?「南二十二条大橋」です。
※ 川岸や川底の改修工事がなされたような流れでした。
「ミュンヘン大橋」に至る手前で左岸側に「山鼻川」の流入口がありました。ずっと左岸を歩いてきたのですが、初めて本格的な流入口が左岸側にありました。しかし、そこには立派な橋が架けられていて難なく通過することができました。
※ 右側の流れが「山鼻川」の流入口です。
この辺りから突然に猛烈な降雪となり、前も良く見えないほどです。
そのような中で、橋に架かるケーブルが美しい「ミュンヘン大橋」に到達しました。「南二十二条大橋」からは約35分かかりました。
雪のために「ミュンヘン大橋」はかなり近づいてから撮影し、ようやくその外観を捉えることができました。
※ 雪に煙る「ミュンヘン大橋」です。
「ミュンヘン大橋」を過ぎると、「精進川」の流入口が対岸に見えました。
およそ25分で「藻岩橋」に到達です。時計の針は午後2時を回っていました。第1日目の時は午後2時頃にはもう疲労困憊でいっぱいいっぱいでしたが、今回はまだまだ余裕綽々といった感じです。ペース配分が上手くいったようです。
豊平川の流れはかなりに狭くなってきました。東区辺りで見た悠々とした流れとはとても同じ川とは思えないほどです。
※ 「精進川」の流入口です。
※ このあたりでは流れはだいぶん狭くなりました。
「藻岩橋」からほどなく行くと、私のマップには載っていない細い橋がありました。どうも人専用の橋のようです。帰宅して調べてみると「藻岩上の橋」とありました。
長い豊平川の中で、なぜここにだけ人専用の橋があるのでしょうか?おそらく何らかの歴史的な経緯があるものと想像されます。
※ 人が通れるだけの狭い橋なのがお分かりいただけると思います。
川の流れは広くなったり、狭くなったり、中州の形状で川の幅もいろいろと変わってきます。
「藻岩上の橋」からしばらく行ったところで、やはり対岸に「真駒内川」の流入口がありました。灌木が繁っていて、なかなか撮影ポイントが見つかりませんでしたが、川面のぎりぎりまで寄ってようやく一枚をものにしました。
※ 苦労して撮った「真駒内川」の流入口です。
今回の目標だった「五輪大橋」が遠く視界に入ってきました。ここで私は思わぬ困難な状況に遭遇してしまいました。
というのは、「五輪大橋」が目の前に迫った時点で、左岸側から川が流入しているのに遭遇したのです。調査不足というか、私が使用したマップに表れていなかった「北の沢川」が流入しているのでした。
※ 手前から豊平川に流れ込む「北の沢川」です。
辺りを見渡しても「北の沢川」を渡る橋などは見当たりません。また川の向こうには雪捨て場があり、その雪山が川面ぎりぎりまで迫っています。
私は一瞬あきらめて国道に上ってしまおうか、と考えました。
しかし、その日のゴールはしっかり決めたいとの思いが勝りました。
私は「北の沢川」が細くなっているところを飛び越えようと思いました。しかし、雪で川岸などの状態がよく分からないために危険を感じ、意を決して川に入りジャブジャブと渡ることにしました。長靴が効力を発揮した場面でした。
※ この小川を川中の飛び石を使って飛び越えようと思いま
したが、川に入ってジャブジャブと渡りました。
その後も雪捨て場の雪山と川面の僅かな隙間を抜け、なんとか「五輪大橋」の橋脚に辿り着きました。その時、午後2時50分。今回のゴールとしました。
※ 川を渡ってまた一難。ご覧の雪の壁の裾を伝い向こうの
「五輪大橋」を目ざしました。
※ 苦労して辿り着いた「五輪大橋」です。
コースは札幌都心を抜け、これからは山間コースに入っていきます。どのような状況なのかまったく想像がつきませんが、無理せず、できるところまで遡ってみたいと思っています。(第三日目の様子はまた日を置いてレポートすることにします。)
《トレッキング実施日 ‘11/02/13》