雁来雪堆積場 → 豊水大橋
豊平川が石狩川に流入している地点からスタートしておよそ6km地点にある「雁来大橋」が私の最初の目的地だった。しかし、そこまでが遠かった…。
スノーシューを脱ぎ歩いて雪捨て場を通過し、作業員の休憩所でその先の川原のことを尋ねながら、「雁来大橋は近いですか?」と聞くと「まだもう少し先だ」との答えだった。
その時、一緒にいた女性が「頑張ってください!」と励ましてくれたが、あるいは「物好きな人もいるんだなぁ」と思われたかもしれない。
※ こちらの雪捨て場の雪はずいぶん黒ずんだ色をしていた。
その後も雪捨て場が次々と現れ、雁来大橋まで計3ヶ所もの雪捨て場に遭遇した。
雪捨て場を避けるため、私は川面と雪捨て場の間の潅木の中を通ることになった。
潅木の中で人間が通れるところを探しながらのトレッキングはルート探しに気を取られて疲れを忘れることができた。しかし、左右に蛇行して進むために歩く距離は相当に増したようである。
潅木の中には来るべき春を待って小さな芽を付けている木々がたくさんあった。
※ こうした潅木の間をぬいながらスノーシュートレッキングは続いた。
「雁来大橋に着いてから昼食を」と考えていたが、時計の針は13時を指している。
疲れと空腹からたまらず潅木の中で腰掛けられそうな木を探して昼食を摂ることにした。
昼食といってもおにぎりは食べる気になれず、バナナ1本とミニドーナツ2個だけで済ませた。腰を下ろしたとき、あらためて自分が相当に疲れていることを感じた。
※ 植物の名に疎く何の芽か分からないが、春の訪れをじ
っと待っているようだった。
一休み後、重い腰を上げスノートレッキングを再開した。
気付くと豊平川は少しずつ川幅を狭めてきているようだ。それでもまだおよそ60mくらいはありそうだ。
川面に横たわるようにして立つ木が目立っている。左岸側が淵になっていて、川底が削られてしまいその結果、木が倒れたのではと考えられる。
またまた対岸に流入する川が見えた。どうやら「旧豊平川」らしい。
※「雁来大橋」の側に立つ清掃工場が視界に入ってきた!
※ 写真のように川面に近い潅木は横倒しになっているのが多かった。
※ 写真正面奥に見えるのが旧豊平川の流入口です。
遠くに「雁来大橋」の側に立つ「白石清掃工場」の高い煙突が見えてきた。
車や自転車で近づくのとは違い、目標物が見えてからもそこに到達するまでにはかなりの時間を要する。疲れた体にはそれが辛い。
「雁来大橋」に到達したのは13時40分だった。直線距離にしておよそ6Km。その間に3時間を要したことになる。1時間に2Kmしか進んでいない。雪の中を歩くのだからしかたのないことか?
「雁来大橋」の橋脚の下で一休みした後、2Km先の「豊水大橋」を目ざして出発した。
※ 最初の目的地「雁来大橋」にようやく到達しました。
しかし、ここからの2Kmが私にとっては大変な2Kmだった。
すでに体力のピークは過ぎていて、10数歩歩いては一息、頑張って20数歩粘っては一息と、まるでかなりきつい山の頂を目前にしたような歩みが続いた。
河原に人口の造営物が見え始めた。ベンチにバスケットゴールやサッカーゴールが雪に埋まりながら顔を出している。周辺住民を対象とした運動公園のようである。
※ サッカーゴールの頭の部分だけが雪の上に顔を出しています。
遠くに目標としていた第二の橋「豊水大橋」が見えてきた。
見えてきてからが遠かった…。すっかりスピードの落ちた足には行けども行けども橋が近づかない感じだった。
そして何とか札樽道に架かる大きな橋「豊水大橋」に到達したのは14時50分だった。
スタート時の目標はもっと札幌市内に近づいたところだったけど、体力的にも時間的にも第一日目のゴールは「ここにしょう」と決心し、スノーシューを脱いだのだった。
※ 目標の手前でしたが、 今回のゴールにした「豊水大橋」です。
体のダメージを回復して、近いうちに二日目のスノーシュートレッキングをを第一日目のゴール「豊水大橋」から始めることにしよう。
《トレッキング実施日 ’11/02/06》
(今日現在第二日目は実施しておりません。したがって№4からのレポートは日を改めて投稿することにします)