タイトルを主催者が表記したように英字を並べてしまったが、「カンディ ハウス デザイン トーク イベント 2016 サッポロ」と表記するべきだったか?トークショーを聴いていて、「才能のある人っていうのは幸せだなぁ…」というなんとも真っ当な感想を抱いた私だった。

相当に古い話題で恐縮である。以前にあるトークショーを聴いていたのだが、そのレポをしていなかったので、改めてレポートすることにする。
話は半月前になるのだが、「SAPPORO DESIGN WEEK 2016」というイベントの一環として10月19日(水)夕刻、チカホ キタサンHIROBAでタイトルのようなトークショーが開催された。
実は、妻がカンディ・ハウスの家具の大ファン(といっても我が家の家具全てがカンディ・ハウス製というわけではないのだが…)ということで、今回は珍しく二人そろってトークショーを聴きに出かけた。
トークショーは前半の一部こそ、カンディ・ハウスが現在進めているデザインのコンセプトとか、マーケティング戦略についての説明があったが、メインはゲストとして招請したイタリア人の建築デザイナーのアトスリッド・クラインという女史のお話だった。女史は50歳を過ぎていると思われるが、クリエーターらしいスマートさと気品を備えているように見えた。
クライン氏は単なる建築デザイナーというよりは、建築。インテリア、インスタレーションといった複数の分野のデザインを手掛けるデザイナーである。

クライン氏は、イギリス出身のマーク・ダイサムと二人で「クライン・ダイサム・アーキテクツ」というアトリエ系建築設計事務所を起ち上げ、現在次々と話題の建築物を全国に展開している方らしい。
彼女は自分たちが手掛けた作品(建物)を、スライドを使って次々と紹介してくれた。

それらは全て斬新で、既存の建築物の一歩も二歩も先を行く作品(建物)のように思えた。氏の作品を2~3紹介してみたい。
氏の事務所は「蔦屋書店」との繋がりが強いようで、各地の蔦屋書店(TSUTAYA)の店舗のデザインを手掛けている。

※ この店舗の壁は、蔦屋からツタの葉をモチーフとして使ったものです。(店名は失念)

※ こちらは蔦屋のTマークを壁に配した代官山の蔦屋書店です。
また、東京都心の「キュープラザ原宿」のデザインも注目を集めた。

※ このキュープラザ原宿にも彼女の思いがたくさんデザインに生かされているのですが、内容は忘れました。
氏の表情からも最も会心の作と思われるのが、星野リゾートからオファーを受けて八ヶ岳高原に建設された「ガーデンチャペル」ではないだろうか?卵型のようなチャペルは、前面の池に向かって開閉することができ、夜は内部の光が漏れて星空のような景観を演出するというつくりになっている。

※ 池の前にぽっかりと口を開けたチャペルです。

※ 夜間、チャペルの内部からの光が壁を通して夜空を演出します。
どれくらいの作品(建物)を見せていただいただろうか、と思うくらいたくさんの作品を見せていただいたが、それを語るクライン氏は、一つ一つの作品を創り出す喜びに溢れているように思えた。
自分の作品が人々に驚きと喜びを与え、その作品が多くの人に使われ、そして残っていく、ということは何にも替え難い喜びだろう。
まあ、それは才能があって、そのことを周囲に認められたことで得られたものであるのだが…。
カンディ・ハウスが今をときめくクライン氏をゲストスピーカーに招いたということは、カンディ・ハウス自身が全国展開、あるいは海外までもシェアに見据えているという意志の表れのように思えた。

相当に古い話題で恐縮である。以前にあるトークショーを聴いていたのだが、そのレポをしていなかったので、改めてレポートすることにする。
話は半月前になるのだが、「SAPPORO DESIGN WEEK 2016」というイベントの一環として10月19日(水)夕刻、チカホ キタサンHIROBAでタイトルのようなトークショーが開催された。
実は、妻がカンディ・ハウスの家具の大ファン(といっても我が家の家具全てがカンディ・ハウス製というわけではないのだが…)ということで、今回は珍しく二人そろってトークショーを聴きに出かけた。
トークショーは前半の一部こそ、カンディ・ハウスが現在進めているデザインのコンセプトとか、マーケティング戦略についての説明があったが、メインはゲストとして招請したイタリア人の建築デザイナーのアトスリッド・クラインという女史のお話だった。女史は50歳を過ぎていると思われるが、クリエーターらしいスマートさと気品を備えているように見えた。
クライン氏は単なる建築デザイナーというよりは、建築。インテリア、インスタレーションといった複数の分野のデザインを手掛けるデザイナーである。

クライン氏は、イギリス出身のマーク・ダイサムと二人で「クライン・ダイサム・アーキテクツ」というアトリエ系建築設計事務所を起ち上げ、現在次々と話題の建築物を全国に展開している方らしい。
彼女は自分たちが手掛けた作品(建物)を、スライドを使って次々と紹介してくれた。

それらは全て斬新で、既存の建築物の一歩も二歩も先を行く作品(建物)のように思えた。氏の作品を2~3紹介してみたい。
氏の事務所は「蔦屋書店」との繋がりが強いようで、各地の蔦屋書店(TSUTAYA)の店舗のデザインを手掛けている。

※ この店舗の壁は、蔦屋からツタの葉をモチーフとして使ったものです。(店名は失念)

※ こちらは蔦屋のTマークを壁に配した代官山の蔦屋書店です。
また、東京都心の「キュープラザ原宿」のデザインも注目を集めた。

※ このキュープラザ原宿にも彼女の思いがたくさんデザインに生かされているのですが、内容は忘れました。
氏の表情からも最も会心の作と思われるのが、星野リゾートからオファーを受けて八ヶ岳高原に建設された「ガーデンチャペル」ではないだろうか?卵型のようなチャペルは、前面の池に向かって開閉することができ、夜は内部の光が漏れて星空のような景観を演出するというつくりになっている。

※ 池の前にぽっかりと口を開けたチャペルです。

※ 夜間、チャペルの内部からの光が壁を通して夜空を演出します。
どれくらいの作品(建物)を見せていただいただろうか、と思うくらいたくさんの作品を見せていただいたが、それを語るクライン氏は、一つ一つの作品を創り出す喜びに溢れているように思えた。
自分の作品が人々に驚きと喜びを与え、その作品が多くの人に使われ、そして残っていく、ということは何にも替え難い喜びだろう。
まあ、それは才能があって、そのことを周囲に認められたことで得られたものであるのだが…。
カンディ・ハウスが今をときめくクライン氏をゲストスピーカーに招いたということは、カンディ・ハウス自身が全国展開、あるいは海外までもシェアに見据えているという意志の表れのように思えた。