久しぶりの登山の最初は比較的容易と考えられた長万部町の「写万部山(しゃまんべやま)」を選んだ。写万部山は山開き前だったが、登山道も良く整備され気持ちよく登山を楽しむことができた。
※ 登山口から見た「写万部山」です。正面に見える山ではなく、木に隠れた右側のところが山頂と思われます。
この日(4月30日)未明に札幌を出た私は、長万部に向かう国道37号線の途中に立っている登山口入口の案内板に従って登山口に向かった。
※ 国道37号線沿いに立っていた「写万部山」登山口への案内板です。
正確な距離を把握していなかったのだが、札幌から約140kmと意外に距離が短く、午前6時前に登山口に着いた。登山口には広い駐車場があったが、駐車していたのは私の1台だけだった。
※ 「写万部山」の登山口の広~い駐車場です。私の車一台が駐車しています。
空には青空が広がり、登山をするには絶好のコンデションに思えた。
午前6時、準備を整え登山口をスタートした。登山口からは「写万部山」の山頂と思える頂を望むことができた。
登り始めは緩やかな車道跡を登っていく。登山道脇には山スミレ(オオタチツボスミレ?)、エンレイソウ、スゲ(ヒロバスゲ?)などが花時を迎えていた。
登山道には各合目の表示が立てられてあり、登山道も良く整備されていた。
※ 登り始め「一合目」の標識です。しばらくはこのような広い登山道が続きました。
※ 登山道ではまずこのようなタツツボスミレが目立ちました。
※ ところによってはエンレイソウが群れを作って咲いていました。
※ 私には珍しかったスゲ(ヒロバスゲ?)の花です。
4合目近くになると傾斜がややきつくなってきた。一度傾斜は緩くなるが、稜線に上がる前はこの山随一の急斜面が待っていた。
稜線に出ると、そこは6合目である。振り返ると噴火湾と裾野に広がる畑地が望まれた。
※ 6合目のところで後ろを振り返ると、内浦湾が霞の向こうに、手前には畑地が広がっていました。
6合目からはきれいに刈り払われた笹の尾根道が続き、その先に目指す「写万部山」の頂が望まれた。この尾根道に入るとカタクリの紫の花と、キクザイチゲの白い花が目立つようになった。
※ 6合目で稜線に上がると、向こうに「写万部山」への尾根道が続きました。
※ その尾根道でたくさん目にしたのが、カタクリの花です。
※ 白いキクザイチゲの花も目立ちました。
尾根道を上り詰めると三角点の標識が立っている山頂だった。山頂からは低い山ながら、羊蹄山、昆布岳、ニセコ連峰、さらには道南の山々も望まれ、眺望がとても良い山だった。
※ 「写万部山」の山頂標識と四角柱の三角点標識が立っていました。
後方に羊蹄山と昆布岳がうっすらと望めます。
※ こちらも山頂からの眺望ですがニセコ連峰だと思われます。
※ 山頂から望んだ内浦湾ですが、残念ながら登頂時は少し靄っていました。
【写万部山(共立コース) 登山データ】
標 高 499.1m (標高差 358m)
駐車場 登山口に20台以上の車が駐車できる駐車場がある。
行 程 《グランドシニアの足とお考えください》
登山口→(70分)→写万部山々頂→(45分)→登山口
時 間 上り(1時間10分) 下り(45分)
天 候 晴れ一部雲、弱い風
登山日 ‘19/04/30