札幌の夜景を見下ろす教会のホール内に、賑やかなドラムスとゴスペルの歌が響き渡った。過日の平岸ミュージックフェスティバルでその存在を知ったプロドラマーのチャールズ・ブラウンと、その愛娘であるミルク&ハニーのコンサートがあると知って駆け付け、彼らの音を楽しんだ。
11月4日(月)夜、ローズガーデンクライスト教会で開催されたチャリティーコンサート「ドラム演奏とパーカッションの夕べ」に参加した。ローズガーデンクライスト教会は市内伏見の小高いというより住宅街の坂道を上ったかなり高いところにあった。
教会の建物はまだ新しく、どうやら「韮崎バラ園」の跡地に建てられた教会(正確な情報ではないが)で、結婚式場として若い人たちから注目されているところのようだ。
コンサートは思っていたよりは小規模で参加者は5~60人といったところだった。
チャールズ・ブラウンとは、アフリカ系アメリカ人と思われるが、現在59歳ということだが、彼の言によると若い時に来日しそこで日本人の奥さんとの出会いがあったらしい。以来日本に住み続け30年が経つという。彼の音楽的なキャリアは不明だが、ドラムスをはじめ様々なパーカッションをこなすミュージシャンのようだ。
そのブラウンの双子の娘がミルク&ハニーである。ウェブ上の記事から類推すると19 or 20歳くらいの若くて笑顔が素敵な二人組である。
彼らは札幌を中心としてさまざまなところで演奏活動をしているようだが、主として教会でのライブが多いようだ。そうしたこともあってだろうか?ミルク&ハニーの歌はゴスペルが中心だった。ゴスペルとはいっても荘厳な曲ではなく、若者らしく(?)リズム感の良い元気が出るような曲が多かった。
さらに彼らが平岸ミュージックフェスティバルでも聴衆を巻き込んで全員でパーカッション(あるいは類似の音が出るもの)を手に合同演奏をしたように、この日も同じような場面があり会場が一体となる時間帯があった。ここが彼らの持ち味?
音楽的な彼らの力量について私にははかりかねるが、ミルク&ハニーの二人の歌声は元気よく、ハーモニーもきっちり合っていたように私には聴こえた。
短い時間だった(1時間半)が楽しめたひと時だった。