昨日の「前田緑道」、そして本日の「手稲緑道」を巡ってみて、私の「緑道」に対するイメージが揺らぎ始めている。というのも、二つの緑道ともに規模が思っていたより小さいように思えるのだ。このあたりは全ての緑道を巡って歩いた後に考えてみたい。それでは「手稲緑道」レポを…。
手 稲 緑 道
※ 札幌市が作成した「手稲緑道」のマップです。私は左上のスケートボード場からスタートしました。
「手稲緑道」は先日(5月26日)、「前田緑道」を訪れた後、傍までは行ったのだが、スタート位置など詳細が分からずに撤退した緑道である。帰宅してから手稲区の関係部局に問い合わせて詳細を教えていただき、本日訪れてきた。
今回は先日とは反対方向のスタート地点を目指した。そこはJR手稲駅近くの線路脇のところにあった。スタート地点は札幌には珍しいスケートボード場となっていた。施設としてはやや古くなってしまった感もあるが、傾斜などもついていてそれなりに楽しめる施設のようだ。
※ ちょっと施設は古くなっていたが、スタート地点にあったスケートボード場です。
スケートボード場を過ぎたあたりに、この手稲緑道の愛称である「ぷろむなーど・ていね」の看板が立てられていた。
※ 「手稲緑道」愛称「ぷろむなーど・ていね」の標識です。
続いてゲートボール場が現れた。一時は老人の間で人気のあったスポーツだが、今はプレーしている人を見るのが珍しいほどで、ここの施設も閑散としていて、最近使用された形跡は見いだせなかった。
※ 使われた形跡を見出すことができないゲートボール場です。
さらには夏場に幼児が水遊びをする水場が現れたりと、どうも緑道というよりは公園という趣である。まあ「緑道」も公園の一つに括られているので問題はないのだが…。緑道というだけにそれなりに樹木も繁っているのだが、緑道の横を「樽川通」という比較的交通量の多い道路が走っているのも気になるところである。
※ 夏の幼児の水遊びの場となる施設です。
※ 藤の花が彩っていたバーコラです。
※ 手稲緑道と繋がっていた「曙ななかまど公園」に設備された遊具です。
最も気になったのは、もう一方の緑道の始まりが不明だったことである。緑道が続いているような、続いていないような歩道が先に伸びていた。途中からは地中を流れていた川(前田川?)が顔を出し、「樽川通」と歩道と並行して伸びていた。私は不審に思いながらも歩き続け、前田川が手稲土攻川と合流するところまで歩いた。そこは、市の発行するマップでは明らかに緑道を過ぎていると思えた。市のマップでは「曙62号線」までとなっていたが、その「曙62号線」自体を見出すことができなかった。(ネット上で調べてみると「手稲緑道」は約1kmということだ。私は片道2km以上歩いたようだ。そこを往復した。)
※ この辺りはもう緑道ではないようです。
※ 緑道では地下を流れていた前田川が地上に姿を現したところです。水が流れていません。
※ 前田川(手前)と手稲土攻川(上方)の合流点です。草に隠れて水が見えません。
となんだか消化不良に終わってしまった「手稲緑道」だが、地域に住む市民にとってはそんなことはどうでも良いことなのだろう。自分たちが日々暮らす中で、憩うことができ、健康のために気持ちよく歩くことができるスペースが存在していることが大切なことなのだから…。
※ エゾノコリンゴの白い花が満開でした。
※ 地元のロータリークラブが寄贈したオブジェが設置されていました。
そうは思うのだが、やはり他所から来た者にとっても「ここが手稲緑道だよ」という明示されたものがあれば良いなぁ、という思いも拭えないのだが…。
《手稲緑道訪問日 ‘20/05/28》