山と谷が交互に次々と現れる変化にとんだ楽しいコースだった。春の山野草も種類は多くないものの、ところによって群生しているところがあり、コースの両側から歓迎を受けているかのようだった…。
※ 「手稲本町市民の森」全体がこのような瑞々しい緑に包まれたコースでした。
天候は曇り、しかし雨の心配はなさそうなので「手稲本町市民の森」のトレッキングを決めた。「手稲本町市民の森」は、三つの入り口がある。最も市街地に近い「東口」、そこからさらに手稲山に近い「南口」、そして全く反対側の軽川沿いにある「北口」がある。
私は冬にスノーシューで訪れた「東口」から入ろうとしたのだが、「東口」を見つけることができず、結局「南口」から入ることになった。「南口」のところ駐車場はないが、道路横に数台の駐車ができるスペースがあり、そこに駐車した。私の前にすでに3台の車が停まっていたが、その方々とコース内で出会うことはなかった。(同じ方向に周回した?)
※ 「南口」入り口の向かいに駐車スペースがありました。
※ 「南口」入り口のところに立てられている案内板です。
「手稲本町市民の森」は森の中でさまざまなコースが取れるために案内板がしっかり整備されていた。私は最も長いコースを取ろうと「南口」→№8→№7→№3→№4→№2→№1→№6→№8→「南口」という順に周回した。
※ この図の最も下になる現在地からぐるっと外周を一周しました。
※ コースの分岐点にはこのような案内板が立てられているため安心してコースを進みます。
コースはリード文でも触れているように、非常にアップダウンに富んだコースである。上ったかと思うと、谷間に下り、小さな沢を渡るという楽しさがあった。先行者のブログで夏でも長靴の方が有効と書かれていたので、私も長靴で森に入った。結論としては湿地の所や、流れを渡る箇所が何か所もあったが、この時期だとトレッキングシューズでも問題はなさそうだ。
※ コースを上がったかと思うと…
※ 次には下って谷へと、交互に何度も何度も繰り返しました。
山野草は先日の白旗山ほど種類は多くなかったが、ニリンソウとタチツボスミレが目立った。コースのところどころでは両脇に白いニリンソウが咲き誇り、まるで私を歓迎してくれているようにも思えた。同じくタチツボスミレでもそのような場面があった。
※ 我がデジカメは接写ができません。そこでニリンソウをトリミングして…。
※ ニリンソウが群生してまるで私を歓迎しているよう?こうした所が何か所も。
※ これまで見てきたヤマスミレをタチツボスミレと断定しました。(これもトリミング)
※ ニリンソウほどではなかったですが、タチツボスミレもコースの両脇に…。
一方、クルマバソウやマイヅルソウが群生しているところもあったが、花の時期はもう少し先のようで、その時期に行くとこれらの花たちが歓迎してくれるかもしれない。
※ クルマバソウの花の時期はこれからのようです。
※ マイヅルソウも花の時期はもう少し先のようです。
コースを巡って№1の案内板の所に来て、私が「東口」から入れなかった理由が分かった。ちょうど「東口」のところでは何かの施設を造成中で、トレッカーは入ることができないようになっていた。
※ 「東口」入り口は、この金網の左側です。通過できそうにありません。
そして「東口」の№1から№6にかけて500m近い上りがあった。この上りを上がっていた時、冬にスノーシューで上がったことを思い出していた。また、ここの区間だけは砂利が敷いてあり、他のコースと違っていて興趣がやや薄れた気にもなった。案内板ごとに距離が明示してあったので、私が歩いた距離を計算してみたところ3,390mと出た。アップダウンが激しいこともあり、私はおよそ1時間半弱かかり周回を終えた。
※ ヒトリシズカは今が盛りのようです。ここでもとても目立っていました。
コース内の整備状況といい、案内板の整備、さらには変化に富んだコースと「市民の森」のコースとしてはよくできたコースである。今回はどなたともお会いしなかったが、住宅街からもそれほど離れていないので、市民が大いに利用する市民の森になってほしいと思った「手稲本町市民の森」だった。
※ 恥ずかしながら調べても判別できない白い花が2種。ポピュラーな花のような気も
するのですが、どなたか教えてください!
※ 函館在住のsakagさんからご指導いただきました。ミヤママハコベではないかとのことです。
※ 同じく、オオバタネツケバナということです。写真があまりよくないので、苦労されたと思います。
約3.4キロとやや物足りなさも残ったので、帰り道にある「西野市民の森」にも寄ってきた。その部分は明日投稿することにします。
《トレッキング実施日 ’20/05/16》