野幌森林公園は山野草の宝庫と思えた。これまで巡ってきた「札幌市民の森」と比べると、その種類は圧倒的に多かった。私にとって初めて出会う山野草も多く、名称を特定できないものも多かった…。
コロナ禍の影響もあって、我が家からはけっして近くはない野幌森林公園に今年は4月5日と4月16日とすでに2回も訪れていた。その際も興味深い山野草を観察することができた。それから一か月、野幌森林公園の山野草たちはどのように成長したろうか?あるいは新しい花たちが登場しているのではないだろうか?と思い一昨日(5月22日)、今年三度目の訪問だった。ただし、今回はいつもの「大沢口」とは違い、「トド山口」から森林に入った。
今回のウォーキングで目にしたほとんどの山野草は、最初に歩いた「登満別線(3.8km)」でのものである。その他の「基線」、「下野幌線」で新たな山野草を見出すことはできなかったし、二つの線は山野草そのものもすくなかったようだ。
それでは、まず名前の分かったものから順に紹介していくことにした。なお、私の思い違いのものもあるかもしれないので、それぞれに№を付記しておき、もし間違いにお気づきの場合は№でご指摘いただきたい。また、私が検索しきれずに名称不詳のものについても、もし教えていただける場合も№でご教示いただければ幸いである。よろしくお願いします。
№.1 オオバナノエンレイソウ
私が野幌森林公園で最も見たかった花です。「市民の森」では一度も見ることができませんでした。
№.2 ヒトリシズカ
どこでもよく見ることのできたヒトリシズカでした。
№.3 ミヤマハコベ
函館在住のsakagさんからご指導いただきました。以下の№9、13、14、15、16についてもご助言いただき、私の方でも確かめさせていただき、名称を特定させていただきました。さすがに山での体験が豊富なsakagさんは山野草についてもたいへん詳しい方だと再認識させられました。ありがとうございます!
№.4 タチツボスミレ
この紫色のスミレもどこでも見られる花です。
№.5 ホウチャクソウ
ラッパ形の花が特徴です。
№.6 マムシグサ
マムシグサの花の頭長もとても変わった形をしています。また、茎の表面がマムシのような模様をしています。
№.7 クルマバソウ
クルマバソウはこれからが本番のようです。
№.8 マイヅルソウ
マイヅルソウがいよいよ満開の時を迎えようとしています。下の写真
№.9 ツルキシミ ※ 草女さんという方からご指導いただきました。
№.10 オオウバユリ
オオウバユリは成長が早く、他の山野草と比べると群を抜いて成長していました。
№.11 フキノトウ
フキノトウの花が成長した姿は初めて見たような気がします。
№.12 ニリンソウ
ニリンソウはどこへ行っても花盛りでした。
※ 以下は私が判別できなかったものです。
№.13 シャク
№.14 ルイヨウショウマ
№.15 サッポロスゲ
№.16 スダヤクシュ
その他にも、私の眼にとまらなかった山野草がたくさんあると思われます。野幌森林公園は山野草の宝庫のように思えました。