一昨日に続いて、今日もまた独りボランティアに取り組んだ。自然は待ってくれない。ボランティアの会の活動が停止している今、気になるところを最低限でもケアしなければならないと考えた。
季節は5月。自然の営みが活発化している。連日のように出かけているフィールドでも山野草がいたるところで花を咲かせている。
私たち「近美を愛するブリリアの会」が近代美術館前の花壇にクサツゲという樹種で「ART」と「MUSEUM」という字を象っていることは、これまでも何度かレポートしてきた。
この二つの文字が春の到来とともに、葉を伸ばし始めて文字の周囲が不鮮明になり始めていた。いつもは活動時に私が刈り込み鋏を手にして素人っぽく鋏を入れていた。その活動が停止している今、気になりつつもなかなか手を出せないでいたのだが、今日一念発起して二つの文字の整髪ならぬ整葉に取り組んだ。
《Before》
《After》
※ 写真を見たら、Aの字の下の部分が細くなりすぎていることが分かりました。ガクッ。
全くの素人仕事だが、10年近く続けている整葉作業である。
記録を調べてみると、2010年ころはテランセラ(アルテルナンセラともいう)という観葉植物で文字を象っていた。しかし、一年草のため毎年苗を購入しなければならなかったことから、2013年に札幌市の助成を受け現在の樹の一種であるクサツゲを購入していただいた。そのクサツゲで二つの文字を象り、私たちが管理してきたのだ。
本日の作業の成果は写真のとおりだが、わずか1時間程度の作業だったのだが、感ずるのは歳である。ただ鋏を動かすだけなのだが、後半になると私は肩で息をしていた。
素人仕事なので満足できる出来ではけっしてないが、このくらいで折り合いを付けねばならないと思っている。
あっ、タイトルの「ARTをアートする」とは、つまらぬ駄洒落のつもりである。
《Before》
《After》
※ ホームセンターで購入した安価な切込鋏です。