田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市の緑道めぐり⑥ 西野緑道

2020-05-31 16:23:05 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 いよいよ真打登場!という感じである。札幌市内にある緑道の中では最も理想的ではないか、と私が思う「西野緑道」である。大木が繁り、整備が行き届き、距離も適度、そして何より地域の住民の方々が憩いの場としていることがうかがわれる緑道だった。

   

   ※ 「西野緑道」はこのような大木に囲まれた素晴らしい散策路が続いていました。

西

   

   ※ 私はマップの東端から西端へ向けて、そしてそこから折り返して往復しました。

 「西野緑道」はマップにあるように琴似発寒川の上流に広がる住宅街に伸びる緑道である。実はこの緑道巡りを始めた時に最初に訪れたのがこの「西野緑道」である。そのレポを今日まで温めてきたのは、最初に「西野緑道」を紹介してしまうと、他の緑道が色褪せて見えてしまうのを避けようとの思いからだった。

 私はマップの左側、つまり緑道の東端から入ろうと思い、発寒川緑地の駐車場に車を停めて「西野緑道」に入った。

   

   ※ 緑道の東端に立てられていた園名板です。

 まず見えてきたのは緑道を散歩する地域の方々だった。通りには手入れの行き届いた花壇とともに、憩いのベンチが配されている。次に目に入ったのは見事な白樺の並木道…。素晴らしいと思ったのは、木々の間の芝生が見事に短く刈り取られていたことである。

   

   ※ まずはご夫妻とおぼしき犬を連れて散策する人に出会いました。

   

   ※ 手入れの行き届いた花壇とベンチが配された休憩スペースです。

   

   ※ この見事な白樺並木には目を洗われました。

   

   ※ ここの緑道にもやはりバーコラが備えられていました。

 また、さらに進んでいくとちょうど遅咲きの八重桜が散り頃を迎えていたのだが、桜並木のあるところでは散ってしまった桜の花びらが通路を埋め尽くしていたのも見事だった。そして、エゾノコリンゴ、ナナカマドの白い花が満開の時を迎えていたのも幸運であり、この緑道の印象を良くしてくれた。

   

   ※ 運良く桜の花びらロードに出会うことができました。

   

   ※ エゾノコリンゴの花が満開でした。(下の写真はその大写し)

   

   

   ※ こちらナナカマドの花も満開でした。(下の写真も)

   

 さらにさらに、予算をかけすぎではと思われたのが緑道の端を走る小川である。完全に人工の小川だと見た。全てを石で囲んだ小川が続いているのだが、水は一滴も流れていなかった。融雪期か大雨の時しか流れないのではないだろうか?途中にあった「徒渉池」と称する池も同様だった。

   

   ※ この小川はそうとうにお金がかかっていますよ!

   

   ※ こうした水無し小川が緑道の傍を延々と走っていました。

   

   ※ 小川に続く「徒渉池」も水なし池でした。

 資料によると「西野緑道」の延長距離は1.4キロだという。人々が散歩するには適度な距離だろう。

   

   ※ 個人的に思入れの強いプンゲンストウヒの木を思わぬところで目にしました。

   

   ※ 大木に日差しを遮られた中で休憩ができるベンチです。

   

   ※ 「西野緑道」の西端の入り口の標識です。

 敢えて注文をつけるとすれば、通路のすべてがアスファルト舗装がされていたことだ。管理するには最適かもしれないが、人々が散歩を楽しむ緑道だとしたら、北郷緑道のようなウッドチップなど脚に優しい道が理想かな?と思うが贅沢な望みだろう。

   

   ※ 緑道沿いの住宅はこのように借景を楽しむことができるのではないでしょうか?

 なんといっても、私が素晴らしい!と思えたのは、緑道全体が良く整備されていたことだ。それは行政が絶えず整備しているのだろうか?それとも地域住民が積極的に緑道整備に関与しているのだろうか?実情は分からないが、ともかく雑草はほとんど見当たらず、気持ちよく散歩できる条件が整えられている緑道だった。

《西野緑道訪問日 ‘20/05/26》