「エイトグリーンコース」は新川の下水処理場の上に造成されたという特殊なコースである。隣には軟式野球場やテニスコートまで備わっていた。敷地の有効活用を図った好例である。
「エイトグリーンコース」は新川の下水処理場の施設の上に造成されたコースである。下手稲通に面する「税務大学校」のところから新川に近づいたところに「新川水処理センター(新川水再生プラザ)」内に造成されている。
※ 「エイトグリーンコース」の1番ホールのティーから見渡したところです。
水分不足のためか芝が枯れかかっています。
※ 1番ホールのカップ周辺はよく整備されています。
新川水処理センター内の駐車場においた車から降りると、下水処理場独特の匂いがプンと鼻を突くが、それほど強い匂いではなく直ぐに気にならなくなる。
コースは駐車場の直ぐ近くに造られていた。コースの入口には、このコースの特徴を示す案内が掲示されていた。そこには…、
「このコースは、 コンクリート構造の下水処理施設の上に盛り土をして作られているため、他のコースと比べて水はけが悪く、降雨等の場合にはコース上に水が浮き出たり、水たまりができやすい特徴があります。」と書かれていた。
幸いプレーをした日は連日の好天でそうした心配は皆無だった。けっこうな人がプレーをしていたが、その合間を縫って私もプレーさせていただいた。コースとしてはけっして広くはないが、割合整備されたコースだった。面白く思ったのは、4番、5番のコースが一段高くなったところにあったことだ。そこはおそらく下水処理施設の屋根部分が一段高くなったためにそうした構造になったのだろう。その一段高くなったところの奥には軟式野球場が広がっており、若い人たちが野球に興じていた。
※ 4・5番ホールは階段を上って一段高いところにコースがありました。
※ 4番ホールのティーグランドです。隣が5番ほーるですね。
※ 4番ホールの先には軟式野球場があり、若い人たちが野球に興じていました。
コースは先述したように割合整備されており、コース自体も長くなく短くなく、それなりにプレーしやすいコースだった。なのに、このところの私の成績はパッとしない。少しダレ気味である。「上手になりたい!」という強い思いがないからなのか?それではプレーをさせていただいているのに失礼である。気持ちを引き締めて、これからのパークゴルフ場めぐりをしなければ…。
※ いかにも処理センターの敷地内のコースという雰囲気を醸し出している6番ホールです。
※ けっこうたくさんの方々がパークゴルフを楽しんでいました。
※ 向こうの建物は、水処理センターの管理棟でしょうか?
この原稿を作成するにあたって、札幌市の水処理センター(下水処理場)の現状を少し調べてみると、少なくとも5ヵ所の水処理センターが各種スポーツ施設として活用されていることが分かった。こうした形で敷地の有効利用を図っていることは素晴らしいことだと思う。(単に私がそのことについて不明だったということなのだが)札幌市の新しい一面を知ることができ、嬉しく思っている。
《コース概要等》
〔住 所〕西区八軒9条西7丁目新川水再生プラザ敷地内
〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長 約420m
〔休 日〕火・金曜日
〔利用時間〕7:00~19:00 〔駐車場〕あり(30台)
〔プレー料金〕無料
〔問い合わせ〕西区土木部☎667-3201
〔訪問日&私の成績〕20/08/24 31/33