札幌市内に数多くあるベーカリー(パン店)の中から、円山の住宅街の片隅にひっそりと建つ「円麦」がなぜ「札幌でしかできない50のこと」の一店に選ばれたのだろうか?そんな疑問を抱きつつ、「円麦」のパンを買い求めた…。
「札幌でしかできない50のこと」の登録№004はベーカリー「円麦」である。
「円麦」は円山の住宅街の実に分かりにくいところに位置している。住所をナビに打ち込んでみても一度目は案内どおり進んでも店を発見することができなかった。ナビで案内されたところから一度離れて、再びナビに案内を請うたところなんとか車一台が通れるような小道を通り、喫茶「森彦」と共同の駐車場に案内してくれた。ところがようやく探し当てたこの日はあいにくの定休日とあって、目的を達成することができなかった。
※ 店の前の小路の入口に駐車場の案内が出ていました。
※ 住宅街の奥まったところに、高いマンションを背にひっそりと「円麦」の店舗が建っていました。
※ 「円麦」の店舗だけを写したものです。
円山の住宅街の片隅にある小さなパン屋さんがなぜ注目されることになったのだろうか?しかもオープンがガイドブック発行年と同じ2015年なのだ。その秘密の一つが店のホームページで謳っている次の文章なのか?そこには次のように記されている。
※ 店内に入ると本日販売する商品(パン)が並べられていました。
※ 同じく食パンも展示されていました。
※ 店内には店のこだわりを表すポスターが。
※ オーガニックのコーヒー豆も販売していました。
「私たちの作るパンは100%有機小麦粉を原料としております。そのうち半分以上は国内小麦の生産量全体の0.2%以下の希少な北海道の有機小麦粉です。」と…。
そうか!原料へのこだわりが半端ないお店なのかと思われた。
私は日を改めて、14日(金)の朝7時半過ぎに妻を伴って訪れた。
うわさ通り、店内は二人も入ればいっぱいになるほど狭い店内だった。
片隅の狭いカウンター内にスタッフがいて、お客はガラスケースに入っている商品を見て注文するシステムである。私たちはネットを参考にして、クロワッサン(210円)、クリームパン(180円)、アンパン(180円)、食パン(ハーフサイズ 340円)を買い求めた。(価格はいずれも税抜き価格です)
外で待っているお客さんがいたので、私たちは用を終えるとそそくさとお店を後にした。
そして帰宅して、買い求めたパンを食してみた。うーん。なるほどそれぞれが材料にこだわりぬいた出来だなあ、と思わせてくれた。特に私はクロワッサンと食パンの歯触りが気に入った。クロワッサンは適度にパリパリ感があり、食パンには程よいモチモチ感を感ずることができた。クリームパンとアンパンは中の餡の甘さが適度に抑えられているように思われた。パンに対して私はそれほどのこだわりはないが、「円麦」が推薦されたわけがなんとなく理解できたように思えた。
※ 買い求めた食パン(ハーフサイズ)です。
※ 同じくクロワッサンです。
※ クリームパンです。
※ アンパンです。
《円麦(MARU MUGI)概要》
〔住 所〕札幌市中央区南3条西26丁目2-24
〔電 話〕011-699-6467
〔営業時間〕7:00~16:00(売切れ次第終了)
〔定休日〕 月・火曜日
〔駐車場〕 有(喫茶MORIHIKOと共用で4台)