コロナ感染の猛威が再び北海道を襲い会合の開催を一時躊躇したが、久しぶりに歓談したいという思いが勝ってしまった。幸い会場とした「鶴雅ビュッフェダイニング札幌」は神経質なくらいコロナ感染対策を講じていることが分かっていたことも私たちを後押しした。
「久闊を叙する」などという難しい言葉を私は知らなかった。教えていただいたのはブログを通して交流のある出ちゃっ太氏である。その意味するところは「無沙汰を詫びあいさつをする。久し振りに友情を温める。」ということだそうだ。自分の無教養さを露呈してしまった。
※ 私たちが会食をした個室です。(私の席に取り集めた料理がプレートに載っています)
話題は変わって本題に…。私たちの昼餉の会場とした「鶴雅ビュッフェダイニング札幌」のHPには、コロナ対策として料理の提供方法を次のように講じているとあった。その内容は…。
新型コロナウィルスの感染症予防対策におきましては、これまで以上に安心してご利用頂けるよう、「新北海道スタイル安心宣言 7つの習慣化」に基づき下記の対策を講じ営業致します。
―お料理の提供方法の変更―
・トングを使わないレストランとして営業します。
・お料理は個別盛りにてご用意します。
(個別盛りが難しいお料理はスタッフが取り分けもしくは防菌手袋をお渡ししてご提供します)
・お料理には飛沫防止のため、蓋やフィルムをセットしてご提供します。
・取り皿は廃止し、消毒済のトレーでお料理をお運びいただきます。
・お料理陳列コーナーは一方通行とし、お客様同士が向かい合わずスムーズに取り分けができるように変更します。
※ 以上3枚の写真は店のHPから拝借したものです。
ここまで講じてくれていれば一安心である。実際にはどうだったか?
まず入店時に検温、手指の消毒を要請されるのはどこの店でもやっていることである。店は「ビュッフェ」と称しているように、自らが料理を選び・運ぶ方式なのだが、料理は小鉢に分けられてその上に透明のフィルムがかけられていた。さらにスタッフから指示されたのは料理を選ぶ時には必ずマスクをし、用意されたビニール手袋を着用することを義務付けられた。そして個室の使用を勧める仕組みである。4人用の個室がわずか千円で使用できるサービスを行っていた。(もちろん私たちは個室を使用した)個室のテーブルも幅が広く、対面した人との間は優に2m以上離れていた。
※ 私が取り集めてきた何の脈絡のない料理の数々です。
これだけの対策が施されていたので、私たちは安心してワインを片手に、明るいうちから美味しい食事と会話を楽しんだ。話題は近況を交歓しあう他愛ないものだったが、普通に会えない、話し合えないというストレスを発散するには十分だった。
北海道は今、コロナウィルスに感染する罹患者が急増している。そうした中での会食はけっして褒められることではないかもしれない。しかし、私たちはお店の感染対策を信じることにしたのだった。この判断を是とするか?否とするか?判断の分かれることかもしれないが…。批判は甘んじて受けたいと思う。