田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

雪上ハイク in 野幌森林公園

2022-02-10 19:36:32 | スノーシュートレック & スノーハイク

 本日の「野幌森林公園」行きは、どうやらミステイク、ミスチョイスだったと反省せねばならないだろう。長い時間をかけて辿り着いたが、これという成果もなく雪に足を取られながら悪戦苦闘の雪上ハイクになってしまった…。

   

 今日は特に予定もなく天気も良かったために、今シーズンまだ一度も訪れていなかった「野幌森林公園」へ出かけることにした。ところが道路が先日の大雪の後の除排雪がまだ十分ではなかった。安全を考え、いつも向かう道路とは違う国道12号線を走ったのだが、通常2車線のところが1車線しか除雪されていないところが多く、ノロノロ運転に終始しなければならなかった。結局、我が家から18km走るのに1時間15分もかかってしまった。今日のタイミングで「野幌森林公園」に向かったのは私のミステイクだろう。

   

   ※ 雪にすっぽりと埋もれたように見える「自然ふれあい交流館」の建物です。

 野幌森林公園に着いて、私は公園のガイダンス施設である「自然ふれあい交流館」を訪れスタッフに「ふくろうを見ることができる可能性のあるコースを教えてほしい」と尋ねた。私には小さな野鳥などを発見できる才もないことから、ブログなどで観察報告があった大型のふくろうならあるいは見ることができるかもしれない、と考えたからだ。しかし、スタッフは「今年に入ってからフクロウを観察したという報告は受けていない」という。「可能性があるとすれば大沢コースですね」というアドバイスに従い、大沢コースを行くことにした。そして野幌森林公園の場合は、多くの人たちが散策したり、野鳥観察や撮影をしたりしているので長靴で大丈夫だろうと、スノーシューを選択しなかった。これがミスチョイスだった…。

   

   ※ 写真のような細い道を辿って森の奥に進みました。

 天気は願っても叶わぬほどの風もない晴天に恵まれた。大沢コースは予想どおりけっこうな人たちが訪れていて、通路は固く締まっていた。(といっても、人一人が通れるくらいの幅だったが…)途中で望遠付きのカメラを手にした人とすれ違った。「何か見ることができましたか?」と問うたところ「今日はぜんぜんダメですね」とのことだった。

 大沢コースをどんどん奥の方へ踏み入っていくと、足元がだんだんと怪しくなってきた。奥の方まで踏み入る人はあまり多くないようだった。通路が細くなり、時には足がズボッとぬかるむ箇所が出てきた。通路が細いためバランスを取るのが大変で、その上時折り足がぬかるむことから体力的にもしんどくなってきた。私はここで「スノーシューを選択すべきだった」と思ったが、後の祭りだった。

        

        ※ 公園内にはこのような立ち枯れた木も目にしました。原因は何でしょうね?

 鳥などまったく見えず、柔らかい雪上を歩むだけだったが、その時私は昨年のことを思い出していた。「こうなったら、雪と木が創り出す造形を楽しもう」と…。それからは意図的に面白い造形を見つけ出すことに終始した。その成果を羅列してみたい。

 結局、今日は大沢コースの一部と、エゾノユズリハコースの計4.5km強を2時間かけて歩いて終了とした。 

 それでは、私の拙い想像力を駆使して見つけた雪と木が創り出した造形を羅列します。私が勝手に命名しながら紹介していきます。

◇リーゼントのお兄さん  横顔がリーゼントに見えませんか?髪型が決まっています。

   

◇考える人  ロダンの考える人とはイメージが違いますが、雪が被っていない木が顎を支えています。

   

◇木から下りられなくなった子熊  これは大ヒット(?)しっかり前足、後ろ足が見えます。

   

◇木登り上手な子熊さん  こちらは木登り上手な子熊に見えます。眼らしきものが付いているのが秀逸です。

   

◇親子、兄弟での木登り  親子、兄弟が揃っての木登りです。はたして動物の名は?

   

   

◇綿雪のクリスマスツリー  店頭に飾ってある綿の雪に見立てたクリスマスツリーを連想しました。本当はこちらが本家なのですが…。

   

◇縄文人のお墓跡(?)  昨年、上ノ国町で見た勝山館跡の近くにあった古人の墓跡を思い出しました。

   

◇特に名は無し  細い木々が大きな雪の塊を支えている珍しい光景

   

                     

《北京冬季五輪寸評》

 本日の第一の話題はやはり男子フィギアだろう。羽生は往年の王者らしい滑りで挽回を図ったが第4位が精いっぱいだったようだ。それより鍵山の銀メダル、宇野の銅メダル獲得は見事だった。

 また、スノーボード女子ハーフパイプの冨田せなの銅メダルも素晴らしい。明日の男子の大躍進が期待される中、あるいは日本ハーフパイプ王国になるのではないだろうか?

 さて、その男子ハーフパイプの昨日の予選の後の平野歩夢の弟である海祝選手のインタビューでの言葉について昨日私は感激したとレポしたが、ネット上でも話題になったようだ。そこで海祝選手のコメント内容を入手できたので、紹介したい。かなり長く、話言葉のために読みにくいところがあるが、興味がある方は一読願いたい。

 自分、結構、いつも通り、やっぱ選手村にいるときも、いつもの大会みたいにリラックスした気持ちで本番に臨めたんですけど、やっぱりスタート前になったら結構、みんなもオリンピックって気合いとか、すごく感じるものが多くて。それこそ兄ちゃんとかも、いつもより本気出してるなと感じて。それが自分のやる気にもなったし、やっぱり夢の舞台で。ここにいるんだなという実感もわいて。もし決勝に行けたら、もっと自分を出していきたいなと思います。

(8年前にパブリックビューイングで見ていたオリンピックに初めて立ったことについて ※ 8年前のソチオリンピックでは兄・歩夢が15歳で銅メダルを獲得としている)

 小さい頃から夢みたいな。オリンピックを 見るまで夢はなくて。兄ちゃんが厳しい状況で、ストイックに父ちゃんと一番上の兄ちゃんもなんですけど、山に行って、その後スノボーして怒られて、というのを間近で見てきて、やりたくないなぁ、学校に行く方がいいなぁと思っていた。でも、ソチオリンピックを見て感動して、やっとここまで、兄弟で来れたことが自分にとってはすごく嬉しいこと。決勝は、またルーティンを少し変えて、       Xゲームで見せたエアにチャレンジして、やっぱり見ている人に、一目で見てすごい感動したと思われるような滑りをしたいです。

 この海祝選手の言葉に対してのあるコメントがまた素晴らしいので紹介したい。

「愛と尊敬と自慢のこもった平野海祝くんの『兄ちゃん』の響きがいいなぁ」

 海祝選手をはじめとした日本ハーフパイプ陣の明日の大躍進を期待したい!