田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 104 ふくろう山(当別町)

2022-02-16 12:36:36 | 北海道低山紀行 & Other

 標高291.4mの超低山と侮るなかれ。齢75のお爺にとっては十分すぎる負荷を与え続けてくれたふくろう山だった。特に登山開始直後の超急登は初めての体験だった。苦労の末に待っていたのは素晴らしい眺望だった。

 苦労の末に見つけることができた登山口に立った時には12時を過ぎていた。私が立った登山口は当別ダム管理事務所の道路向かいからいきなり急斜面を登るルートで、おそらく冬だけ登坂可能なルートではないかと思われた。登り始めからスノーシューの爪がようやく効くほどの超急斜面の直登が続いた。(この部分を下山するときは、とても直降は無理で私は大きくジグを切りながらようやく降りてきた)

   

※ 昨日の投稿にも掲載したが、登山口は写真の手前のほうからスノーシューの跡を見つけ、そこに取り付いた。

   

※ この写真がその取り付き口です。

 極端な急斜面との格闘が15分も続いたろうか?やや斜度が緩くはなったものの、尾根に向かって急斜面は続いた。眼下には当別ダムに堰き止められてできたふくろう湖が横たわっているのが見えた。途中、3人組の婦人たちのグループが下山するのに出会った。彼女たちも登山口の急斜面には驚いていた。

   

※ 超急斜面の一枚ですが、その様子が伝わる一枚にはなっていません。

   

※ 林の中に入り、斜度がやや緩やかになったところです。

   

   ※ とは言っても、横の立木を見るとその斜度の様子がよく分かります。

 やがて尾根に取り付くことができた。眺望が一気に広がり、山頂での眺めに期待を抱かせてくれた。最初のピーク南峰に近づくと、生えている木が疎らとなり最後の急登を巻くように上るとそこが南峰だった。時計を見るとちょうど1時間が経過していた。ここに「ふくろう山」の標識があると認識していたが、周りを見渡してもそれらしきものを発見することはできなかった。目の先には北峰(ふくろう山々頂)が招いていた。

   

    ※ 尾根に取り付いたところのスノーシューの跡です。

   

    ※ 途中から望めた氷結したふくろう湖の様子です。

   

   ※ 南峰から北峰を見たところです。

 南峰ではほとんど止まらず、直ぐに北峰に向かった。一度下って、上り返すのは気分的には滅入るものがあるが、15分かかって13時40分「ふくろう山」山頂に立つことができた。南峰にあると思っていた山頂標識が北峰に掲げられていた。

   

   ※ 北峰山頂の立木に打ち付けられていた「ふくろう山」の山頂標識です。ふくろうの絵が描かれています。

   

   ※ 北峰から見た南峰です。

 山頂からの眺望は素晴らしかった。遠くまで見渡すことができた。ただ、やや霞がかかっていたかな?というコンディションだったが、私には十分だった。私は周囲360度の写真を撮り、妻の手作りのサンドイッチを温かな紅茶で流し込み、山頂滞在10分で下山を開始した。   

   

   ※ 山頂から最も近くに見えた「阿蘇岩山」です。頂上にレーダーが設置されています。

   

   ※ この秀麗な山容は何でしょうか?他のブログを拝見しても特定できませんでした。

   

   ※ ふくろう湖の後方に樺戸連山が遠望できます。

   

   ※ その樺戸連山にズームインです。

   

   ※ こちらも私には分かりません。

 私の足で、登山に1時間10分だったのに対して、下山には40分しかかかっていない。つまり登山に2倍近い時間がかかっている。いかに私が急登に苦しめられたをお察しいただけると思う。超低山といえども侮るなかれ、である。

 結局、当初予定していた「石狩平原スキー場」でのスキーは登山口を探すために時間を使ったことで時間がなくなり、断念した。何時の日か訪れることができれば…。

【ふくろう山 登山データ】
標 高  291.4m

行 程  ※ グランドシニアの足とお考えください。
     登山口→(60分)→南峰→(15分)→ふくろう山々頂(北峰)→(10分)→南峰→(30分)→登山口

上り(1時間10分)  下り(40分)

天 候  晴れ、微風

登山日  ‘22/02/15

《北京冬季五輪寸評》

 昨夜の複合ラージヒルの渡部暁斗選手の銅メダルは非常に価値ある銅メダルだと思う。渡部選手は日本の他の複合選手とは違い、ジャンプとクロカンのバランスが取れた選手である。そのことが過去数年にわたってヨーロッパの強豪と互角に競り合ってきた要因だった。しかし、近年は渡部選手も30歳を超えたこともあり(本年33歳)なかなか好成績を残せず苦戦していた。渡部選手は今大会限りで第一線を退く覚悟をしていたようだ。そうした中でわずか〇コンマ差で金メダルを逃す大接戦を演じたことは特筆すべき大健闘だった。渡部選手には今後第一線を退いたとしても、自身のようにジャンプとクロカンのバランスが取れて世界に伍していく選手をぜひ育てていただきたいと思う。

 さて、前半戦好調だったのだが、ここにきて二連敗を喫して俄かに暗雲が漂ってきたロコ・ソラーレは今晩アメリカと第8戦を行った。睡魔と戦いながら勝負がつくまで見守ったが、なんとか勝利を掴み、対戦成績を5勝3敗とした。敵失にも助けられなんとか希望を繋いだが、明日の最終戦対スイスとの一戦に決勝トーナメント進出を賭けることとなった。ところがスイスは現在予選リーグでトップを走っているチームである。難しい試合となりそうだが、彼女らのチームワークを最大限に発揮して決勝トーナメント進出を果たしてほしいと願っているのだが…。明日の試合も固唾を飲んで見守りたいと思う。