田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

外来植物除去のボランティアに参加してみました

2022-06-17 13:48:45 | ボランティア

 「イワミツバ」と「ミツバ」の違いが難しいなぁ、と思いながら周りのベテランに尋ねてその根の除去に取り組んだ。う~ん、なんと地味な作業なのだろう。腰の痛みに耐えながら懸命に除去作業に取り組んだ…。

   

   ※ 参加者は皆このようなプレートを胸から下げて活動しました。

 今日はボランティアフライデーの感があった。朝5時30分からは1時間半ほど、私が代表を務める「近美を愛するブリリアの会」の第6回目の活動で近代美術館前の路上の清掃活動に取り組んだ。

 そして9時30分からは「北海道自然保護協会」が主催する「外来植物除去」活動に参加した。各種団体の観察会に参加するだけでなく、一度ボランティア活動にも参加してみたいと考えていたのだが、近くの円山公園で行うと知って参加してみることにした。

 事前に参加申込をしたところ特に用意するものはなく、作業用軍手だけ持参するようにとのことで、自転車で集合場所の「円山パークセンター」に向かった。

   

   ※ 開会式の様子です。(円山パークセンター前)

 参加者は20数名いたが、初参加の方は私を含めて5名だった。その5名にはスタッフから除去する植物は「イワミツバ」であることを伝えられ、他の植物(特に似通っているモツバ、ウマノミツバ、ツタウルシ)との違いを説明する写真添付の文書を受け取った。

        

       ※ スタッフから渡された見分け方のポイントが架かれた文書

 そして除去する場所は円山公園内ではなく、円山動物園の西側に広がる通称「ユースの森」で行うということだった。「ユースの森」まで徒歩で向かい、早速除去作業が始まった。いきなり森に入ったが、どれがイワミツバなのかまったく見分けがつかない。ベテランの方が「これです」と言われたものを根から掘り起こして全てを除去し、根から土を振り落としてビニール袋に集める、といった作業を繰り返した。そのうちに徐々に「これかな?」という思いが芽生えてきて、半信半疑ながらもそれからは自分の判断で除去作業に取り組んだ。中腰での作業のために腰に負担がかかり、けっこう辛い作業となった。私と同じように自信なさげの方もいて、そうした方と相談しながら作業を続けた。

   

   ※ スタッフの方が「これです」と渡されたイワミツバの実物です。

   

   ※ 白い小さな花を付けたイヘミツバです。これだと見分けやすいのですが…。

 ところで「イワミツバ」のことだが、調べてみるとユーラシア原産で、戦前は食用として栽培されたものが野生化したそうだが、大変に繁殖力が強く、他の植物を駆逐してしまうために、除去する必要が生まれた植物のようである。

   

   ※ 参加者はこのようにしゃがんで黙々と除去作業に取り組みました。

 途中で雨がパラついたこともあり、1時間強の作業時間で打ち上げることにした。最後に除去して集めたイワミツバを測ったところ全部で17.5kgだったとスタッフから報告があった。除去したイワミツバは焼却処分されるとのことだった。

   

   ※ 閉会式です。左前方に集めたイワミツバがビニール袋に詰め込まれて集まりました。

 初めてこの種の活動に参加してみて、今日のところでは継続して参加したいという気持ちは湧いてこない。ただ、一度の参加だけで判断するのは適切とは思えない。最低でも3度くらい参加したうえで判断したいな、と思っている。