通称(?)「ガーデニング甲子園」と以前は呼ばれていたが、正式には「北海道農業高校生ガーデニングコンテスト」が「花フェスタ2023」のイベントの一環として今年も開催されたのを知り、閉会前日の昨日観てきました!
毎年、この時期になると大通公園では「花フェスタ」と称するイベントが開催され、花に関連する業者が一堂に会し、花きや園芸グッズの即売、あるいはカフェやマルシェの出店、等々花に関連する総合的なフェスティバルが開催される。今年は6月24日から7月2日までの日程で開催された。
私はマンション住まいのために庭などを持たないこともあり、花きや園芸グッズには関心を持てないのだが、現職時代は花壇づくりに興味があったために、通称「ガーデニング甲子園」には毎年興味をもって観て回ることを常としていた。ところで「ガーデニング甲子園」という呼び方だが、関連のHPや文書等を見てもどこにもそのような表現は使用していない。確かに以前はそう呼称したはずなのだが…。何らかの理由によってそのように呼称することを止めたようだ。何故なのだろうか??
それはともかくとして、今年のコンテストには道内の農業高校、あるいは農業関連科を有する11校、22チームが出品していた。内訳は、比較的大きな花壇のスタンダードタイプに6チーム、比較的小さなコンパクトタイプに16チームが出品していた。全てを紹介するのは大変なので、審査で大賞、準大賞(2チーム)、特別賞を受賞した4チームの作品を紹介することにしたい。
と同時に、会場では造園会社などいわゆるプロの方々が造られた花壇も展示され、そのコンテスト結果も表示されていたので、その一部を紹介することにしたい。
まずは「北海道農業高校生ガーデニングコンテスト」の結果であるが、大賞を受賞したのは岩見沢農業高校Cチーム(環境造園科)の「小人の家と素敵な庭」と題する作品である。
続いて準大賞を受賞した倶知安農業高校の「My Treasure」という作品である。
同じく準大賞であるがこちらはコンパクトタイプの部で、新十津川農業高校の「空間を利用して」という作品だった。
最後に特別賞を受賞した士幌高校の「ヌプカの雪解け」と題する作品である。
その他、受賞を逃した高校の作品も、自分たちで育てた花々を素材に、それらの花をいかに魅力的にデザインするかそれぞれ工夫が凝らされていて、見て回って楽しかった。
そうして見て回る中で、造園業者の方々がそれぞれ個性的な花壇を造り、大通公園内の各所に造営していた。全てを見て回ったわけではないが個性的な作品を紹介したい、その中の一つ「札幌市長賞」を受賞した作品があった。さすがに花の特徴を熟知し、花壇づくり手慣れた「(株)蔵田喜芳園」の作品である。
続いて「審査委員長賞」を受賞した「(株)テクト」の作品である。
最後に、受賞した花壇ではなかったが、私の目を捕らえた花壇があった。それは何の変哲もないマリーゴールドの花が見事にきれいな球状になっていた「石山造園(株)」の花壇だった。相当に高度な育成方法で育てたマリーゴールドではないかと思えたのだ。
工夫され、粋を凝らした花壇を見るのも、楽しいが街角にあって特に特徴はなくとも除草などよく手入れされた花壇を見るのも心楽しい思いがする。街中をウォーキングするときにはそうしたところにも留意しながら歩きたいと思っている。