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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

再犯防止推進フォーラムに参加してみたが…

2023-07-01 19:39:23 | 講演・講義・フォーラム等
 たいして内容も把握しないまま「北海道再犯防止推進フォーラム」に参加してみたが、私がイメージしていたような内容とはちょっと違っていた。Paix²(ペペ)というプリズンコンサートを続けている女声デュオの歌声を聴くことができたのだが…。
      
 昨日午後、札幌市エルプラザで開催された北海道などが主催する「北海道再犯防止推進フォーラム」に参加した。
 内容も把握しないまま、と記したが募集要項の中でPaix²(ペペ)という女性デュオがミニコンサートをすることは承知していた。私はそれを聴きながら、再犯防止に民間人として最前線に立っている保護司さんたちの声が聴けるのではと思って参加した。ところが会場についていただいたプログラムによると、開催時間は1時間30分ということなのだが、その内容は第1部がPaix²((ペペ)による「メッセージコンサート」、第2部が「社会を明るくする運動」内閣総理大臣メッセージ伝達式となっているだけだった。会場を眺めると私のような一般道民もいたが、それよりタスキ掛けをした保護司さんたちの姿が目立っていた。私は「あれっ?」という思いを抱きながら参加し続けた。
  
 第1部はPaix²によるメッセージコンサートである。Paixとはフランス語で「ぺ」と発音するそうだが、二人なので二乗を意味するPaix²と表記し「ペペ」としたという。Paixという意味は「平和」とか「安全」などを意味するという。
 彼女たちは2000年にデュオを結成し、結成後間もなく刑務所慰問を始めて、これまで500回以上の慰問を重ね、たくさんの賞も受賞しているそうだ。結成当初は若かった彼女たちも今やそれなりの年齢に達しているように思われた。
 Paix²のステージはフォーラムの余興的な位置付けと思っていたのだが、彼女たちは数えるとなんと9曲も披露し、実に1時間以上ステージに立ち続けたのだ。その中でもちろん慰問コンサートとのことや、犯罪者の家族との交流などについても語られたが、主はやはり彼女たちの歌を披露する場だった。
  
 そして第2部の「社会を明るくする運動」内閣総理大臣メッセージ伝達式だったのだが、この意味が私には良く分からなかった。内閣総理大臣が「社会を明るくする運動」について、保護司をはじめとする民間の人たちの協力を得ながら、犯罪のない明るい地域づくりに取り組むという意志を表明するメッセージを保護司の代表の方が読み上げ、それを主催者の代表である北海道の代表者(知事の代理)に渡し、それに対して北海道の代表者が返礼の言葉を述べたのだ。(事実関係に私の誤解があるかもしれない)
 う~ん。どうも分からなかった。というより、先にも述べたように、保護司さんたち再犯防止の最前線に立っている方々の生の声を是非とも聴きたいと思ったのだが…。任務の意義、実情、難しさ、等々……。もっとも研修会のようなことは他の場で実施されているのだろうが、こうした一般道民が参加するようなイベントでも、生の声を聞きたかった。
 ちなみに “フォーラム” とは、調べてみると日本語に置き換えると “公開討論会”となり「複数の人たちが意見を出し合って議論を戦わせること」とあった。そんなフォーラムを期待していたのだが…。


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