かつて東洋高圧という大企業が立地していた街だからだろうか、小さな街と思っていたが(人口1万5千人余り)、思っていた以上に広がる市域を巡り歩くコースだった。秋深く、肌寒いくらいの天候だったがウォーキングにはむしろ心地良いコンディションの中でウォーキングを楽しんだ。
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10月28日(土)、個人的には10回目となる「イベントウォーク」砂川コースに参加した。(残りの14回は「いつでもウォーク」での参加である)
札幌から列車を利用し、午前9時にスタート地点の「砂川駅」頭に立った。天候は薄曇り、気温はやや肌寒かった。
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※ 砂川駅の駅舎です。
スタート地点では、「すながわスイートロード協議会」の方が、参加者に「ちょっぴりプレゼント」と称し、お菓子を配布していた。いただいたパンフレットによると、砂川には菓子メーカーとして有名な「北菓楼」を始めとして17軒もの菓子店やスイーツを提供するカフェがあるという。それらが主として国道12号線沿いに並んでいるため「スイートロード」と呼んでいるようだ。
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※ 「すながわスイートロード協議会」が提供してくれたお菓子とパンフレットです。
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※ 国道12号線です。
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※ 砂川市の消防の望楼だと思われます。砂川市の公共施設には写真のような三角屋根の建物が目立ちました。
コースは砂川駅をスタートして国道12号線を一時南下して数件の菓子店を横目に過ぎるが、直ぐに反転して国道の裏の道路を北上する。国道の裏はもはや商店街ではなく住宅街が続く道をひたすら北上した。途中、左手に「北光公園」という大きな公園があり、その中には「北光沼」と称する大きな沼も見えた。
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※ 「北光公園」の「北光沼」です。
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※ 見事に色付いた街路樹を写してみました。
長々と北上を続けたコースはやがて国道12号線に導かれるが、それでもなお北上を続けた。すると道路沿いにちょっと厳めしい感じもする「北菓楼本店」があった。
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※ こちらは黄葉したイチョウの並木です。
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※ 「北菓楼本店」の建物です。
「北菓楼本店」を過ぎるところで思わぬ出会いがあった。私が所属する「めだかの学校」の会員がこのウォーキングに参加している方に出会ったのだ。この出会いから以後ゴールまで一緒することにした。いつもヘルシーウォークは独りで参加していたが、この日はこれ以降、あれこれと話をしながらのウォークとなった。
コースは国道と別れてJR函館本線を跨ぐ「石山跨線橋」を渡っていわば砂川市の裏側に出る。すると道路際の広々とした敷地に我が国唯一の馬具メーカーであり、革製品メーカーとしても名高い「ソメスサドル」本社工場が視界に入ってきた。
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※ JR函館本線を跨ぐ「石山跨線橋」です。
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※ 「ソメスサドル」の本社工場です。
さらに北上するコースの脇に今年3月に閉校したばかりの「旧石山中学校」の校舎が目に入った。校舎の窓には最後の生徒たちが窓にさまざまなメッセージを書いたものを掲げていた。最近の北海道は過疎化によって閉校する学校が増加しているようだ。閉校のニュースを聞くのは寂しい限りである。
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※ 閉校記念の石碑が立つ旧石山中学校です。
コースはやがて「道央自動車道」を跨ぎ、高速道のPA「砂川ハイウェイオアシス館」に導かれる。ハイウェイオアシス館は、スイーツの街砂川らしくお菓子類を中心に品揃えが豊富なように見えた。
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※ 道央自動車道を金網越しにパチリと。左手向こうに砂川ハイウエイオアシスが かすかに見えます。
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※ 砂川ハイウェイオアシス内のデコレーションです。
ハイウェイオアシス館を過ぎるとコースは単調な田舎道が続いた。コースの周りは刈り取りを終えた水田が広がる光景が続いた。その中で、北海道の穀倉地帯に水を供給する。「北海幹線用水路」が見えたが、かなり幅の広い川のように見えたが、農閑期とあって水量はほとんどない状態だった。
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※ コース後半は写真のように役割を終えた田んぼが広がっていました。
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※ 「北海幹線用水路」です。水量は最も少ないようでした。
その他は特にレポするような光景に出会わず、同行した「めだかの学校」の会員と会話をしながらゴールの「砂川駅」におよそ2時間半後に到着した。歩行距離は約12Kmだった。
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※ 砂川駅の駅裏です。公民館的施設が駅舎と繋がっていました。
前回の「いつでもウォーク」で歩いた「新函館北斗コース」の際は腰痛に悩まされ不安があったが、今回はどこにも異常が出ず気持ち良くウォーキングを終えることができてホッとした。今シーズンは残り一つの「イベントウォーク」の参加を予定している。