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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 106 丸山(手稲丸山 or 富丘丸山)

2023-02-02 13:30:59 | 北海道低山紀行 & Other

 “山椒は小粒でもピリリと辛い” と言うが、丸山はまさにそんな山だった…。過日登った赤坂山と標高は変わらないのに、山容(登山道)は未整備でワイルドなうえ、けっこうな斜度で上り続ける登山道はけっして私にとって気楽な登山ではなかった…。

   

   ※ 「丸山」から少し離れると山容を望むことができます。この写真はウェブ上から拝借しました。

 「円山」ではない。「丸山」である。通称「手稲丸山」とか「富丘丸山」と呼ばれていて標高は「赤坂山」が140mに対して、「丸山」の方は141mと、いずれも極低山である。

 1月31日(火)、前日二つのスキー場で滑った私はかなり疲れていたようで、ぐっすりと眠り起床したのは午前10時半だったが、戸外を見ると晴れていたので「登ってみよう!」と手稲にある「丸山」に向かった。

 ネット情報だけで向かったのだが、札樽高速自動車道のアンダーパスを過ぎると直ぐ右手に登山口らしいところが認められた。ところが前々日に大雪が降ったために、駐車できるようなところが皆無だった。かろうじてアンダーパス手前に広く除雪されたところがあり、そこに駐車させてもらうことにした。

   

   ※ 登山口です。特に表示はありません。右手に見えるのが札樽高速自動車道のアンダーパスです。

 そしてアンダーパスを徒歩で通過し、登山口に立つと前々日の大雪の後、二人くらいの足跡が続いていた。私もその後に続いて歩き始めたのだが、直ぐに「これはツボ足では無理だ」と判断した。一歩一歩が深く雪の中に沈むのだ。そこで車に引き返してスノーシューを取り出し、スノーシュー登山に切り替えた。今シーズン初めてのスノーシューである。

   

   ※ 最初の歩き出しのところですが、ここに足を踏み入れた直後にスノーシューを用いることを決めました。

スノーシューに切り替えたのは正解だった。久しぶりのスノーシューも心地良かった。ところがコースは徐々に険しさを増していった。私のスノーシューは登山仕様ではないのだが、金属製の4~5cmの爪が付いている。ところが斜度がさらに急になると、雪が柔らかいこともあって、時には爪が効かずずり落ちてしまう場面も多々あった。

   

   ※ 登り始めは写真のように平坦に近かったのですが…。

   

   ※ 徐々に斜度が急になっていきました。

   

   ※ 中には写真のように灌木の間を潜っていかねばならないところも…。

 登山路も整備されているとは言い難く、時には灌木の隙間を潜りながら登らねばならないところもあった。まさに “山椒は小粒でもピリリと辛い” 小さな山だった。険しいがゆえに、私の体力では何度も休憩を入れながらの登山となった。眼下には札樽高速自動車道が伸びているのが望めた。

   

   ※ 途中で振り返ると、札樽高速自動車道が伸びているのが望めました。

 標高141mの山であるが、登山口からの標高差は手稲地区が海に近いこともあり100m以上の標高差はあるのではないだろうか?そこを私は平均では15分程度で登ることができる山に25分もかかって山頂に立つことができた。下山が10分で降りてくることができたことからもけっこうな斜度を有した山であることが分かっていただけると思う。

   

   ※ 手作りの山頂標識が付けられていました。

 山頂からの眺望は灌木に阻まれて良くはなかった。

   

   ※ 山頂から手稲中心街の方を望みましたが、灌木に遮られて眺望し良くありません。

   

   ※ 山頂の眺望の反対柄、手稲山のスキー場が望めました。

 なお、「丸山」は「札幌50峰」の一つに含まれているが、先の「赤坂山」はそこに含まれていない山ということだ。その違いが何かについて、私はよく分からない。

   

   ※ まだまだ健在、私の愛機TUBBS製のスノーシューです。

【丸山 登山データ】
標 高  141m

行 程  登山口→(25分)→丸山々頂→(10分)→登山口

          ※ 登山用駐車場無

天 候  晴れ、弱風

登山日  ‘23/01/31

 



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