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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング㊸ 港湾都市の街並みと「ふるさと海岸」・苫小牧ウォーク

2024-09-21 20:30:21 | JRヘルシーウォーキング
 昨年のコースと違い、海岸線を往くコースが設定されていたために港湾都市・苫小牧に相応しいコースだったように思われた。本日は気温も低くウォーキングには最適のコンデションの中で楽しむことができた。
   
    
 
 当初、本日の〈イベントウォーク〉の苫小牧コースは参加しない予定だった。というのも、私は一度参加したコース(昨年も含めて)は基本的に参加しないことにしていた。というのは、私の参加の目的の一つが道内の街の様子を知ることにあるからだ。
 ところが、苫小牧コースのマップを見た時、昨年とは全く違うコースを歩くことになっていたため、急遽参戦してみようと思い立ったのだ。昨年の苫小牧のコースは苫小牧が海に面していながら、全く海を望めないコースだったのだが、今年は違っていた。
 今朝、6時30分に家を出て、地下鉄、JRを乗り継いで、苫小牧駅に8時15分に降り立った。ちょうどスタート受付が始まったところだったので、コースマップを受け取り、早速スタートした。苫小牧には「めだかの学校」の「さっぽろラウンドウォーク」にも参加しているウォーキング仲間もいるのだが、その際は集団ウォークをしているので、今回は単独ウォークをさせてもらうことにした。

   
   ※ 苫小牧駅南口です。

 今回のコースはJRの室蘭本線と海岸の間にコースが設定されていて、苫小牧駅からまずは海岸の方に向かって繁華街を縦断するような形で進んだ。しかし海岸まで真っすぐに進むのではなく、まずは市街地を周遊するような形で進んだ。市民会館、科学センター、美術館、図書館など公共施設がある箇所を巡るように進むのだが、街並みも整備され気持ち良く歩を進めることができた。
 歩き始めは、今シーズン初めてウィンドブレーカーを着込んでスタートしたが、ウォーキングを進めることで体が温まったこともあり、スタート後30分ほどで脱ぐことになってしまった。

    
    ※ 苫小牧市民会館です。
    
    ※ 公共施設を繋ぐ散策路です。

 コースは一度国道36号線沿いを真っすぐ東方向に進むことになったが、この区間は単調で距離もかなりあり、退屈なコースだった。
 しかし、この区間で面白い出会いがあった。私の前を小学校3~4年生くらいの男の子と、その両親の3人組が歩いていた。男の子はちょっと小太りの子だったので私はよく憶えていた。確か美幌町と滝川市のコースで出会ったことを記憶していた。彼らを追い越すときに「ご家族で道内を巡っているのですか?」と問いかけたら、父親が「ええ」と答えてくれた。私は「それは素晴らしいですね」と返すと、両親はとても嬉しそうだった。私は想像した。きっとご両親は息子の肥満対策も兼ねて、家族の絆を深めるためにJRウォーキングに参加されているんだなぁ、と想像を膨らませたのだが…。
 コースは国道を離れ、苫小牧市の内陸に深く切れ込んだ「苫小牧港」の北埠頭に導かれる。フェリーなどの姿を見ることはできなかったが、埠頭前は「キラキラ公園」という不思議な名前がついた中を港を横目に見ながら進んだ。

    
    ※ 苫小牧港です。
    
    ※ 「キラキラ公園」(右側)とその横の遊歩道です。


 一度、港から離れてさらに海岸に向かって進むのだが、海岸が近づくと今や苫小牧の名物の一つともなっている「海の駅ぷらっと みなと市場」という一角に導かれた。まだ観光客が来るには早い時間で、市場の人たちは準備に大忙しといった様子だった。

    
    ※ 開店前(?)の「海の駅ぷらっと みなと市場」の様子です。

 そしていよいよ太平洋が間近に見える「ふるさと海岸」という場所に出た。辺りは整備され、海水浴場かな?と思われたが「遊泳禁止」の看板が立てられ、遊泳は禁止されているようだった。

    
    ※ 太平洋を目ざして歩くウォーカーです。
    
    ※ これが本物の大平洋です。

 海岸を離れると、少し遠回りをしながらもゴールの苫小牧駅を目ざしてのウォークとなる。途中、苫小牧駅の西隣に大きな敷地を占めて稼働している「王子製紙苫小牧工場」があり、工場の高い煙突が苫小牧市内を睥睨するように聳え立っていた。

    
    ※ 王子製紙苫小牧工場の煙突です。

 そして最後に、駅前の「シンボルストリート」に還ってきて、駅の直ぐ近くの公園内に明治から昭和にかけて支笏湖と王子製紙苫小牧工場を結んでいた「王子軽便鉄道 “山線” 4号機関車」が現物保存されていた。

    
    ※ 苫小牧駅前の「シンボルストリート」です。
    
    ※ 現物保存されている王子軽便鉄道の4号機関車です。

 ゴールの苫小牧駅に着いたとき、時計は10時40分を指していた。意外に順調に歩けたことに自信を持ち、私は急遽近くの〈いつでもウォーク〉コースを設定している鵡川町に移動して、こちらのコースも歩いたのだが、明日レポートしたい。

    
    ※ 苫小牧駅前にはアイスホッケーの街らしく、アイスホッケー少年の像が立てられていました。

◇ウォーク実施日  2024年9月21日(土)
◇歩いた距離    11.0 km

※ 〈イベントコース〉と〈いつでもコース〉の違いについて
 〈イベントコース〉とは、JRが期日を設定して「この日に集まりましょう!」と呼びかけ、担当者を配置して、多くのウォーカーが集まって歩くコースです。今年は一部東北の都市の開催を含め全道各地で計25回開催されます。(土・日に開催されます)

    
    ※ 〈イベントウォーク〉ではコース各所にこうした表示があるので安心して歩けます。〈いつでもウォーク〉にはありません。

 一方、〈いつでもコース〉は、JRの方で全道各地にコースを設定して、参加者の都合が良い時に歩き、確かに歩いたことを該当駅にて証明してもらうという仕組みです。今年は全道各地に30ヵ所のコースが設定されています。



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