田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

園城三花 with 札響 フルートアンサンブル

2022-09-15 16:29:43 | ステージ & エンターテイメント

 園城三花というフルート奏者を初めて知ったのだが、中央ではかなり高名な方のようだ。その彼女が札響在団中の旧友とトリオを組んでのチャリティコンサートが開かれたのを聴くことができ、心豊かなひと時を送ることができた。

   

   ※ 会場となった「教団札幌教会」の礼拝堂です。講座は別の附属の建物で行われました。

 9月11日(日)午後、教団札幌教会において「北海道いのちの電話市民公開講座」が開講された。その公開講座の一コマに「園城三花 with 札響メンバー」によるフルートアンサンブルのミニコンサートが聴けるとあって参加した。

        

        ※ 講座参加者に配布されたDVDです。

 第一部は、園城三花さんと「北海道いのちの電話」の事務局長による対談だった。対談では若い人たちの自殺件数が年を追って増加傾向にあること。いのちの電話の相談員の高齢化によって相談員が不足していること。そのことで「いのちの電話」がなかなか繋がらない現状にあること。などが話された。また、園城さんが全国各地で「いのち奏でるコンサート」を開催しながら青少年に生きることの大切さを伝える活動を継続中であることなどが話された。

   

   ※ 園城さんと「北海道いのちの電話」の事務局長さんとの対談の様子です。

 コンサートを聴くことが主目的などと不埒な動機で参加した「北海道いのちの電話市民公開講座」である。私などは幸いにして自死などということは一度も考えることなく今日に至っているが、自死を考える若者が多数いることに心を痛める。若者たちが未来に希望のもてる社会を創っていくことが私たち先輩の務めなのだと再確認した市民講座だった。(きれいごと過ぎるかな?)

 そして第二部は楽しみのコンサートだった。コンサートはフルートの園城三花さんに加え、札響団員であるヴィオラの物部憲一さんチェロの猿渡輔さんのトリオ(園城さんは「トリオ*サッポロ」と称していた)演奏だった。

 園城さんについて少し調べたところ、中学卒業と同時にドイツに留学しミュンヘン音楽大学などで学び、帰国後は楽団などには所属せずソロとして活動を続け、各地で演奏活動を続けるほか、全国各地の音楽祭などで活躍されてきた方のようだ。そして2018年からは「花と名曲いのち奏でるコンサート」を立ち上げ各地で継続的に演奏会を行っている方ということだ。

   

   ※ 「トリオ*サッポロ」のコンサートの様子です。

 そうした実績を持つ方なので、コンサートは園城さんのフルートを中心として編成されていた。演奏された楽曲を書き留めようとしたのだが、よく聞き取れないこともあり全曲を紹介できないが、◆ペールギュント、◆パイナップルラブ、◆慕情、◆日本の唄メドレー、ほかにクラシックの曲など、硬軟織り交ぜた曲が演奏された。アンコール曲は、講座の趣旨にも合わせて、ルイアームストロングの名曲What a Wonderful World(この素晴らしき世界)で閉めた。

   

   ※ フルート奏者の園城三花さんの演奏の様子です。

 なお、講座参加者には冒頭に写真を掲載したCD「生きててくれて ありがとう」が全員に配布された。帰宅して再生してみると、「ナイト de ライト」というロックバンドが「生きててくれて ありがとう」と歌い続け、行き詰ったら「いのちの電話」に電話しよう!と呼びかけているものだった…。



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