新川皇大神社では残念ながら御朱印の直筆は3年ほど前から廃止したということで書き置きのものとなってしまった。そのことに対して神職の方は恐縮しながら、いろいろとご厚意を示してくれた。
少し時間が経ったが、4月29日(土)のJRヘルシーウォーキングで新川地区を歩いた際に、コース上の近くに「新川皇大神社」があったので寄り道して御朱印をいただくことにした。事前の電話で「直筆は3年前に廃止した」と聞かされていた。
神社は辺り全体が住宅街の中に忽然と建っているという感じだった。真っ赤の鳥居が印象的だったが、さらには神社の境内に付きものともいえる樹木などの緑もほとんど見ることができない境内も一般の神社とは趣が違って見えた。
※ 特徴のある赤い鳥居から神社全体を写した図です。
歴史的に見ると、昭和31(1956)年に新川(河川)の拡幅工事に伴い、現在地に遷座したということから比較的新しい建物と映った。
参拝後、社務所に伺うと神職の方が直筆の御朱印でないことを申し訳ないと言いながら、御朱印の他に、福箸、徹下塩(神様のおさがり)などを同時に授けてくださった。
※ 新川皇大神社の本殿(拝殿)です。
※ 今年私が初めて目にした花手水でした。
※ 神社からいただいた福箸(右)と徹下塩(中)です。
なお、下記の旧社格が「無願神祠」となっていることについて調べてみた。社格とは、明治時代、神社は国の管理下におかれ、それぞれ官社、諸社(この中もさらに細分化されている)に分けられていたという。その中で国から認定されていない神社のことを「無願神祠」と称していたそうだ。しかし、昭和21年に社格制度そのものが廃止されたことから、ある意味全ての神社が同格になったともいえるのかもしれない。したがって、「新川皇大神社」は旧社格では「無願神祠」であるが、そうしたことと関係なく地域住民からの信頼も厚く参拝者が絶えない神社の一つであると言われている。
※ 神社境内の遠景ですが、他の神社とは少し趣きが違って見えました。
【新川皇大神社 情報】
◇旧社格:無願神祠
◇所属:北海道神社庁
◇住所 札幌市北区新川3条13丁目3-12
◇御朱印:あり(書置き 初穂料500円)
◇参拝可能時間:24時間
◇社務所受付時間: 9:00~17:00
◇例祭日:9月 秋分の日
◇駐車場:有り
◇アクセス:地下鉄南北線「北24条駅」から、北海道中央バス「北72新川線」に乗車、「西陵橋」で下車、徒歩約3~4分(約250m)外種々の方法あり。
◇創建: 1908年(明治41年)
◇代表的ご利益: 〇病気回復・健康祈願 〇縁結び・恋愛成就
〇合格祈願・学業成就 〇必勝祈願・勝利成功
〇商売繁盛 〇開運厄除け
◇御朱印記帳日 4月29日