多くの市民ボランティアを募って作成される「サッポロフラワーカーペット」がアカプラ広場を会場に2年ぶりに開催された。第7回目の開催ということだったが、例年に比べやや小型のフラワーカーペットだったが、それでも素晴らしい出来だった。
※ 今年のメインとなったフラワーカーペットです。
昨年、コロナウィルス感染拡大のために中止となった「サッポロフラワーカーペット」は、2年ぶりに当初は6月18日から20日までの3日間で開催される予定だったという。それが今年もコロナ禍のために延期となって8月27日から今日29日までの3日間日程で開催された。
私は本日午後、札幌駅前の書店で開催された「まちかどキャンパス」(明日、その講座内容についてレポートします)を受講するために街に出たので、受講前に会場のアカプラを訪れてみた。
※ 会場のアカプラ広場全体の様子です。遠くに赤れんが庁舎が望まれます。
フラワーカーペットは、アカプラ広場に2つ、広場の横に建つ赤レンガテラス内に1つが展示されていた。屋外のアカプラ広場には大小二つのカーペットが描かれていた。メインの大きなカーペットがあったが、例年に比べるとやや小ぶりのカーペットになっていたのは、やはり今般のコロナ禍の影響かと思われる。また、屋外の二つは2日前に完成したものとあって一部の花びらが風に舞ったためか絵の一部が乱れていたところもあったが、しかたのないことか。
※ 屋外に展示されたもう一つのフラワーカーペットです。札幌市立大の学生の作品のようです。
※ 同じ作品を上方から狙って。作品名は「ふわふわ、ふわり」だそうです。立体感の無い部分はカラーサンドを使用しているようです。
※ 作品を描くために使われたバラの花びらを大写ししたものです。(下の写真も)
※ 札幌市立大学のデザイン学科の学生さんたちの作品のようですね。
一方、屋内の赤レンガテラス内のアトリウムに描かれていた方は、小型ながら乱れもなく美しさを保っていた。
※ 屋内の赤レンガテラス内に展示されたカーペットです。文字の部分は花を使っていません。
フラワーカーペットは、ベルギーが発祥の地といわれているが、色とりどりの花びらを利用して平面に絵を描くものだが、その様がまるで高級なカーペットのように見えることから「フラワーカーペット」と称されるようになったらしい。色とりどりの花びらは何の花を使用しているか気にな ったので、警備を担当していた方に質問をしたところ「バラとカーペットの花を使用しています」とのことだった。
北海道は農産物だけではなく、花の生産も盛んである。これからも初夏の風物詩(今年は晩夏の開催となったが)として定着してほしいものである。