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不安な船出 WCアジア最終予選

2021-09-03 16:44:35 | スポーツ & スポーツ観戦

 毎回、痺れるような試合が連続するWCのアジア最終予選が始まった。昨夜は日本の初戦 対オマーン戦が大阪で行われたが、まさかの敗戦という結果だった。まさか、まさかまさかが続くわけではないと思うのだが…。

  

※ 現日本代表(サムライブルー)の主力選手。左から伊東、大迫、吉田、堂安、柴崎の各選手です。

 私にとってWC最終予選というと、1993年の「ドーハの悲劇」を思い出す。仲間数人と拙宅でテレビ観戦していた。対イラク戦を2対1でリードしていて、翌年開催のアメリカWCに初出場が決定的となりアルコールも含んで盛り上がっていた。ところがアデショナルタイムに入り勝利間近の時間帯に同点ゴールを決められ、WC初出場が夢と消えた試合だった。それ以前はアジアの壁が厚く、日本サッカー界にとってWCは遠い存在だったが、1993年の予選は初めてWCが直前まで近づいた予選でもあった。

 幸い日本代表は次回の1998年のフランス大会には見事予選を突破し、本大会に進出することができた。その後の日本代表はアジアの壁をことごとく突破し、6大会連続本選出場を果たしている。しかし、その予選大会は毎回のように手に汗握る痺れる試合の連続だった。特に中東勢はどの国が相手でも手ごわい相手ばかりで、さらにはオーストラリア、韓国などが立ちはだかるという厚い壁だった。

 この間、日本選手たちは逞しく成長を続け、以前なら見向きもされなかったヨーロッパ各国のクラブに次々と呼ばれるほどになった。現在の日本代表選手のほとんどは外国クラブで活躍する選手によって占められるほどになった。

 そして今やFIFA(世界サッカー連盟)の世界ランクでは第24位とアジアでは№1の位置を確保している。そうしたこともあり、私の中では「厳しい試合とはなるものの、大丈夫ではないだろうか?」という思いがどこかにあるのは事実だった。

   

※ 昨夜の日本代表の先発イレブンです。

 ところがいきなりの厳しい現実である。昨夜対戦したオマーンはFIFAランク79位のいわば格下のチームである。事実、日本はこれまで11度対戦して8勝3分けと1度も負けていなかった相手だった。その国に対しての敗戦である。試合後の吉田主将のコメントで「負けるべくして負けた」と言わしめるほどの完敗だったのだ。事実、私が観戦していて日本がチャンスらしいチャンスだったのは伊東選手が放ったシュート一本だった。対するオマーンは波状的に何度も日本ゴールを襲い、その一つが後半終了間際に日本守備陣の壁を破り待望の得点を挙げ、それを守りきり日本から初勝利を奪ったのだった。

 専門家の見方も総じて厳しいものである。日本選手団にまさか私と同じような思いをもつ選手はいないと思うが、心にどこかに隙はなかったか?

         

※ 専門家の間で評価が分かれる森保監督です。私は一度任せたからには全力支援すべきではないかと思っている。                             

 次戦は来週9月8日(水)時間未定、カタール・ドーハで中国と対戦する。過去の対中国戦では27回対戦して日本の10勝8分け9敗とほぼ互角である。ただ近年は1998年の親善試合に負けた後は、5勝5分けと完全に日本が優位に立っている。しかし、中国も日本が格下のオマーンに完敗したとあって勢い込んでくるのではないか?最終予選は全10試合で上位2ヵ国が本大会への出場権を得る。そのためには中国戦は是が非でも勝ち点3(勝利)を得ることが必要である。9月8日の対中国戦を固唾を飲んで見守りたい。(DAZNで中継放送がある) 



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