田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

近年の葬儀事情を知る

2023-04-10 19:35:09 | 「めだかの学校」関連

 近年は葬儀の小規模化が一種のブームのような様相を呈していて、それが拡大中だという。小規模化・簡略化が進むという葬儀事情についてお話を聞いた。

     

 私が所属する「めだかの学校」の本年度学習が本日からスタートした。「めだかの学校」の本年度前期の学習は大きく2本立てで実施される。

 その一つは月の前半の第2月曜日に実施する終活学習「人生のフィナーレを悔いなく」と題して講師を招請して終活を学ぶ講座である。

 月の後半の第4月曜日には、健康づくりを兼ねて軽いウォーキングを取り入れた「歩いて巡ろう!札幌の公園」の2本立てで実施することにしている。

 本日は4月の第2月曜日ということで終活学習の第1弾が本日の午後に開講された。講師は(株)あいプランのシニアマネージャーである大塚周雄氏「小規模葬の留意点~新型コロナが加速された小規模化~」と題されお話された。       

   

   ※ 大塚氏のお話を聴き入る「めだかの学校」の会員です。 

 大塚氏は、近年の葬儀は「家族葬」が標準となりつつあるという。今では20人以下の葬儀が全体の40%を占めるそうだ。小規模化・簡略化の傾向は止まるところを知らないともいう。曰く「随時焼香」「家族葬」「1日葬」「自粛葬」「直葬」といった流れである。こうした流れはかねてより顕在化していたが新型コロナ感染症が “大義名分” を与えてしまった感があるという。

 一方で、家の宗教を知らないという人が全体で3割にも上るそうだ。家の宗教を知っている7割の人の中でも菩提寺と繋がりを持っているのは40%程度だという。つまり家の宗教を知っていて、なおかつ菩提寺との繋がりを持っているのは全体の28%程度ということになる。それなのに葬儀は9割の方が仏式で行っている実情だそうだ。ここにトラブルの種が隠れているということになる。 

 葬儀のトラブルの代表例はやはり費用の問題である。葬儀費用とは、葬儀一式(第一の固定費)+実費(変動費 ※人数規模で変化)+お布施(第二の固定費)を指すそうだが、北海道では平均154万円の費用がかかっているそうだ。けっして小さな額ではないが、この額が上記の三つの費用をどうするかで大きく変わってくるという。特に突然肉親が死亡した場合などにおいて、間に入る葬儀社あるいは関係業者などによって大きく違ってくるそうだ。講座においてはトラブルとなる要因とトラブルを避けるポイントなどについて詳しい説明があったが、結論的には「別れはいつも突然にやってくる」ことを肝に銘じ、平素から葬儀全般を執り行っていただく「葬儀社」を選び、その時に備えておくことの大切さを強調された。

 私ももう若くはない。いつ突然の日がやってくるか分からない。その日のために備えることの大切さを学んだ今回の講座だった。


大谷翔平選手賛歌

2023-04-09 18:24:34 | スポーツ & スポーツ観戦

 WBCにおけるMVPの受賞を機に、日本はもちろんのこと、MLB(メジャーリーグべ―ボール)においても、さらには世界のスポーツ界においても、大谷翔平の名は今や世界でも最も有名な野球選手となった観がある。そんな大谷翔平選手について考察してみたい。

      

 私の身体の方は順調に(?)老化の一途を辿っているようだ。過日、木曜日朝に近美前の歩道の清掃ボランティアに取り組んだのだが、私は他の方と違い低木の間に絡まっている枯葉を取り除く作業を担った。この作業は膝を折ってしゃがんだり、立ち上がったりの連続動作を伴う作業だ。つまり、作業をした1時間余り私はスクワットをし続けたことになる。すると、翌日から激しい筋肉痛に見舞われた。金曜は「西岡公園おさんぽガイド」には何とか参加できたが、土曜、日曜とまったく何をする気にもならなかった。

 まったくもって歓迎せざる “老化” は順調に進行しているようだ。そのためブログのネタに尽きてしまった。家の中でブラブラしていた私だが、暇に任せてスマホをあちこちと検索していたところ、韓国の新聞「朝鮮日報」に韓国の哲学者で経済社会研究院専門委員という方が「大谷翔平に見る仕事を通じて幸せになる道」と題する寄稿文を目にした。日本を、あるいは日本人をバッシングすることが国是のような国の新聞が大谷翔平選手を礼賛する記事を掲載したことに驚きを感じながら読んでみると、一考に値する文章が載っていた。少し長いが興味のある方は一読していただきたい。

   

 大谷翔平は記念碑的な選手だ。投手と打者を兼ねる野球選手が両方とも卓越した成績を残すのはベーブ・ルース以来、初めてのことだ。スポーツが高度に発達した今日ではさらに難しいことだ。時速160キロ台の剛速球を投げる先発投手であると同時に、本塁打を量産するクリーンアップでもある超スーパースターが登場し、日本をWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)優勝に導いた事件を前に、全世界の人々が熱狂している。

 「大谷シンドローム」は何も彼の実力だけを言うのではない。全ての人に親切で優しく、真剣に自らを磨く求道者のような姿が、野球ファンを超え一般大衆にも新鮮な感動を与えている。同僚たちが下品な話をすると眉をひそめ、酒は一滴も飲まない。野球選手として活動し、より良い成績を残すためにトレーニングすることが最大の幸せだからだ。「日々足りないものが見える。もっとうまくなれると感じさせてくれる。今もやらなければならないことが多いというのは本当に幸せなことではないかと思う」

 大谷の頭の中には野球しかない。一日中野球をしたり、練習をしたり、野球が上手になるためのトレーニングに励む。他人から見るにはあまりにも面白くなく単純な人生だが、本人は常に充実した幸せの中で生きている。しかし、よく考えてみると、このようなことは何も大谷に限ったことではない。国手として知られるイ・チャンホ九段は「職業が囲碁、趣味も囲碁」だった。一生絵を描いていたアンリ・マティスは晩年、がんによる闘病で筆が使えなくなると、今度ははさみを持って折り紙を切りながら美術作業に専念した。彼らの共通点は明らかだ。自分が愛するある分野にすっかりはまったまま、「没頭」(flow)状態で一生を生きたのだ。(中略)

 ※ 文中の「国手」とは、韓国における囲碁の名人を指す言葉。また「イ・チャンホ九段」とは、韓国棋界の伝説的な棋士で世界棋戦優勝21回という記録を誇り、1990~2000年において世界最強の棋士と言われた人だそうです。

 世界中の人々が最も愛するスポーツマン、大谷翔平に戻ってみよう。彼はなぜ投手と打者を兼ねる、いわゆる「二刀流」の道を歩んでいるのだろうか。もしかしたら、野球にもっと没頭するために自らに大きな負担を掛けているのかもしれない。幼い頃から同年代に比べてずば抜けた体格、体力、技術を持ち合わせていただけに、片方だけに専念していたら野球がつまらなくなって没頭できなくなる恐れもあったかもしれない。

 幸せへの道は単純だ。私に与えられた仕事を、私が今できるものよりも少し難しく、もう少し一生懸命にすることだ。誰もが大谷のように成功するわけではないが、大谷のような幸せを味わうことは不可能ではない。働く人、仕事を通じて幸せになりたい人のための、真の労働改革が切実に願われる理由だ。

 読んでいただいてお分かりと思うが、筆者は大谷選手の成績、野球に取り組む姿勢、人間性を直視し、そこから「仕事とは」、「幸せとは」ということを考え、省みることを読者に訴える文章となっている。

 

 日本のマスコミ界においても大谷礼賛の嵐は収まるところを知らない。それはWBCに続いて、MLBが開幕しても大谷選手の活躍が止まらないところにあるからだろうが、もはや彼の一挙手一投足が日々の話題となっている。それに接する私も含めた多くの日本人は彼の話題に頬を緩め、彼の虜になっている。

 大谷選手は今、野球選手としては最高の時を迎えていると思われるが(いや、彼のことだから、その最高の時を長く続ける努力を欠かさないと思うが)、彼はきっと私たちの想像を超える活躍をしてくれるのではないかと夢見させてくれる。

 私は大谷選手の活躍に一喜一憂している一人のファンであるが、朝鮮日報の記事は彼の活躍から自らの生き方を考えようと問うている。「少し難しく」「もう少し一生懸命に」…心に刻みたい言葉である。

 私の今の願いは、大谷選手が身体の故障だけはしてほしくないということだ。スポーツ選手にとって身体の故障は付きものとも言われるが、それだけはけっして遭遇しないよう万全を期してシーズンをまっとうしてほしいと願うばかりである。


御朱印収集巡り №10 札幌水天宮

2023-04-08 16:02:24 | 神社参拝・御朱印収集関連

 札幌水天宮は、中島公園と鴨々川の小さな流れを挟んで隣接しているが、比較的狭い敷地の中に立地している。ここでも私は幸運なことに直筆の御朱印をいただくことができた。

       

 札幌水天宮は中島公園と隣接しながら、ちょっと目立たないところに立地している。公園の外縁を流れる鴨々川に「水天宮参道」と書かれた表示の橋を渡り境内に入る。境内は周りを高い建物に囲まれた中にこじんまりと各施設が建てられている。

   

 本殿(拝殿)の正面にコンクリート製の鳥居が建てられており、そこを潜ると直ぐに手水舎、そして狛犬、本殿(拝殿)と続いている。

   

   

   

   

   

 拝殿でお参りをした後、そのすぐ横に建っている社務所のインターフォンを押した。

 実はこの日、事前に「直筆の御朱印がいただけるか」との電話を掛けたのだが、いくらかけても電話に出られなかったので、ぶっつけ本番で訪れたのだが…。幸いなことに女性の神職(?)の方が見えられ、直筆の御朱印をいただくことができた。御朱印の文字は他の神社のものよりは筆太の力強い文字が印象的な御朱印だった。

【札幌祖霊神社 情報】

◇旧社格:無願神詞

◇所属:北海道神社庁

◇住所 札幌市中央区南9条西4丁目6-20    

◇御朱印:あり(直筆 初穂料500円)

◇参拝可能時間:24時間

◇社務所受付時間:概ね 9:00~17:00

◇例祭日:7月25日

◇駐車場:なし

◇アクセス:地下鉄南北線「中島公園駅」1番・3番出口から徒歩2~3分(約120m)

◇創建: 1871年(明治4年)    

◇代表的ご利益:〇夫婦円満・家内安全 〇安産祈願・子授かり・子宝 〇旅行・交通安全 

◇御朱印記帳日 4月3日


西岡公園は春真っ盛り!?

2023-04-07 18:18:10 | 環境 & 自然 & 観察会

 公園内ではミズバショウが咲き誇り、フキノトウやフクジュソウがあちらこちらに顔を出し、ナニワズやエゾノリュウキンカが小さな黄色い花を付けていた。早くも西岡公園は春真っ盛りの様相だった!?

        

       ※ 西岡公園の今年の「おさんぽガイド」のスケジュールです。

 本日午後、これも「めだかの学校」本年度企画の「札幌の公園巡り」の事前踏査を兼ねて、西岡公園管理事務所が主催する「おさんぽガイド」に参加してきた。

   

   ※ 西岡公園管理事務所の全景です。

 生憎の雨模様、そして今年度第1回目の催しとあって参加者が少なく(というより私一人だった)、ガイドの方が管理事務所のスタッフの方とボランティアガイドの方3人がスタンバイしていたのに、参加者は私一人というなんとも贅沢な「おさんぽガイド」となった。   

 「おさんぽガイド」は2時間の行程で公園内をゆったり、まったりと巡る観察会で、体力的にはシニア向けの観察会に相応しいものだと思えた。

   

   ※ 私一人のために、4人の方々が説明役をしてくれました。

 ガイドの方々は、事前の研修もしっかりとやっているようで、公園内では希少なエゾノリュウキンカやナニワズの生息地をピンポイントで案内してくれた。また、それぞれが持っている知識を私に伝えようと熱心に説明してくれる姿にとても好感がもてた観察会だった。

   

   ※ 西岡水源地のシンボルである取水塔を遠くに眺めて池全体を写しました。

 今回、写真に収めることができたのは植物ばかりであるが、野鳥たちも水鳥をはじめ、ヤマゲラ、アカゲラ、さらにはコゲラ、ハシブトガラ、シジュウカラなどを目にすることができた。残念だったのはスタッフの方が見つけたカワセミを私は確認することができなかったのが残念だった。

 以下。私が本日カメラに収めることのできた主な植物を、私が記憶するために掲載することにします。

   

   ※ 唯一黄色い花を付けていたナニワズです。

   

   ※ こちらもたった一か所だけ花を付けていたエゾノリュウキンカです。

   

   ※ エゾアカガエルがたくさんの卵を産んでいました。

   

   ※ フキノトウはあちこちで見かけました。これは雄株とのことです。

   

   ※ ちとピンボケですが、エゾヤマザクラの蕾が赤く色付いていました。

   

   ※ エンレイソウも雨の中で紫の花を見せてくれました。

   

   ※ 雨天ために花びらを閉じているフクジュソウが多かったのですが、唯一花を開いていたものです。

    

   ※ ヤナギの木が黄色い花(花粉)を咲かせていました。

   

   ※ お待たせです。白い妖精ミズバショウです。

   

   ※ 西岡公園では今がミズバショウの盛りかもしれません。

    

   ※ 公園内のあちらこちらに群落を形成してしました。

 「おさんぽガイド」のゆったり、まったりな雰囲気は私にあっているかも?できれば季節の移り変わり毎に参加してもいいかな?と思い始めている。


円山公園でエゾリスを撮る

2023-04-06 19:18:55 | 環境 & 自然 & 観察会

 忍耐力に著しく欠ける私は野鳥や野生動物が現れるのをじーっと待つことなど端から諦めている。ところが私が勝手にフォローしている某氏は円山公園でいとも簡単(?)にエゾリスの姿を毎度ゲットしている。そこで私も!と出かけてみたのだが…。

 一昨日、好天に誘われて「めだかの学校」の今年度度企画の一つである「公園を巡ろう!」の実地踏査のために、午後に円山公園に出かけた。その際、併せて円山公園に棲むエゾリスをできれば写真に収めたいと思った。

 私が勝手にフォローしているというのはAさんという方のブログである。Aさんは円山公園の近くにお住いのようで、頻繁に円山公園を訪れているようだ。その度に公園内の至るところでエゾリスを写真に収めてアップされている。そのAさんはエゾリスの撮影スポットを惜しげもなく教えてくれている。そこで私もそこへ行けば忍耐力が欠けていようと何とかなるのでは、勇んで円山公園に向かったのだが…。

 まず公園の奥まったところにある「逓信従業員殉職碑」の裏手がエゾリスが良く出没するスポットだということで期待しながら向かった。ところがエゾリスはいなかった。近くにエゾリスの出現を待つ男性がいた。彼に伺うと「陽気に誘われてエゾリスは遠征したのではないか?」ということだった。忍耐力のない私は、その一言でその場を後にした。次のスポットに移動中にエゾリスが眼前を横切った。しかし、エゾリスは止まってはくれずに林の中に姿を消してしまった。

 第二のスポットは、円山川沿いにあるカツラの大木の根元である。ここはエゾリスだけではなく、雪が消えると冬眠から覚めたシマリスも出没するために愛好家たちが集う絶好のスポットである。しかし、愛好家の姿は見えず、もちろんエゾリスが現れる気配もしなかった。私は早々に諦めた。

 最後の頼みのスポットは、件の男性が「神宮茶屋の裏側ではエゾリスを餌付けしているので出現の確率がかなり高い」と教えてくれた。もちろんAさんのブログでも絶えずアップされている最も有力なスポットである。期待をもって向かったが、そこでもエゾリスには出会えなかった…。

 う~ん。やっぱり私は野生生物には縁がないのだなぁ…、諦めて帰路に就いた。帰り道神宮境内をしょんぼりと歩いている時だった。一人の女性が望遠レンズを構えているのが目に入った。何を狙っているのだろう?と望遠レンズの先の方を眺めてみると、なんと恋焦がれていたエゾリスが林の中を跳び回っているではないか!私は勇躍カメラを構えてシャッターを続けざまに切った。ただ、先客の彼女に迷惑を掛けちゃまずいと思い。あまりエゾリスに近づくことはできず、遠いところからのシャッターとなった。また、正面からの写真が一枚もないのも残念である。このようにけっして満足できる写真ではないが、私的にはヨシとしたい。その一連の写真を以下に掲載します。      

 またいつの日か円山公園を訪れて、この日よりましなエゾリスを撮ることができたら、と思っている。

 ※ 北海道神宮境内は円山公園とは区別されるのではと思っていたが、どうも円山公園の中に含まれるようだ。私の解釈は正しいのだろうか?どなたか教えてください。 


ポジティフ・オルガンの音色を聴く

2023-04-05 17:18:53 | ステージ & エンターテイメント

 ポジティフ・オルガンの独特の音色が市民ギャラリーの空間に広がった。小さなパイプオルガンだが、多彩で繊細な音色が表現できるのが魅力の楽器のようだ。午後のひと時、ちょっと不思議な音色を楽しんだ。

        

 本日午後、札幌市民ギャラリーにおいて「スプリング・コンサート ~ポジティフオルガンがつむぐ春の訪れ~」と題するコンサートが開催されたので参加した。

 オルガン奏者は札幌市を中心に音楽活動を展開している吉村怜子さんである。

 私にとって「ポジティフ・オルガン」は初耳だったので、ちょっと調べてみた。それによると、パイプオルガンには3種類のオルガンがあるという。一つは、音楽ホールや教会などに据え付けられている「大オルガン」、次に本日演奏してくれた「ポジティフ・オルガン」だが、大きさは昔小学校の教室にあったオルガンよりも一回り小さく、持ち運びも可能な大きさのもの。そして肩からかけたり、膝に置いたりして演奏するより小さな「ポルタティフ・オルガン」の3種があるそうだ。

 私にとっては札幌音楽ホールKitaraにあるような「大オルガン」だと、パイプが太く長いだけに(もちろん短いパイプもあるのだが)印象としては、低音の大きな音がお腹に響いてくるといったものだった。

 吉村さんも言っていたように、オルガンの場合はパイプに空気を送り込んで音を出すという仕組みは、ピアノなどと違い管楽器の音色に近いところがある、というのは納得するが「大オルガン」と「ポジティフ・オルガン」では違った楽器のようにも聴こえてきた。

     

     ※ 演奏後にカメラに収めさせてもらいました。オルガンの前方です。

 本日演奏していただいた曲目は…

 ◆J.S.バッハ/平均律クラヴィーア曲集 第1巻より「第1番 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846」

 ◆ウウェーリンク/「いと高きところには神にのみ栄光あれ SwWV299」

 ◆ダカン/「カッコウ」  ケルル/「カッコウによるカプリッチョ」

 ◆ムッファト/「シャコンヌ ト長調」

 ◆モーツァルト/「自動オルガンのためのアンダンテ へ長調 K.616」

 ◆ヘンデル/「フーガ 変ロ長調 HWV607」
こう書き並べてみると、私にとってはいずれもが見慣れぬ、聴き慣れぬ曲ばかりである。やはりオルガンの独奏曲というのは他の楽器の曲とは一線を画しているのだろうか?

     

    ※ こちらは演奏者側から見たところです。皆さん珍しそうに見ています。

 ただ、聴き慣れぬ曲のオンパレードだったが、リード文でも触れたように独特の音色が魅力的だった。対して、パイプオルガンが奏でる和音の方は特徴のある音色のように感じられた。

 さあて、「ポジティフ・オルガン」の音色を忘れぬうちに「大オルガン」の音色も聴いて二つのオルガンの違いを確かめてみる必要が出てきたようだ。近いうちにキタラのパイプオルガンを聴いてみようと思っている。                         


御朱印収集巡り №9 札幌祖霊神社

2023-04-04 16:56:55 | 神社参拝・御朱印収集関連

 札幌祖霊神社は、中央区の繁華街ススキノの外れのビル街の中にこじんまりとして建っていた。神社は明治4年、開拓次官だった黒田清隆の発案によって創基されたのが始まりだという。

        

 2月以来、久しぶりの御朱印収集巡りである。今回は「めだかの学校」で実施予定の中島公園の実施踏査を兼ねて、中島公園の近くの神社を3社巡り歩いた。順次レポしていきたいと思う。

 神社を訪れる前に「直筆の御朱印をいただけるか」と確かめたところ、「神職が在住の場合は直筆が可能だが約束はできない」との回答だった。

   

   ※ 写真の通り、神社の背後にはマンション風のビルが聳えていました。

   

   ※ 手水舎はまだ水を出していなかったようです。

 祖霊神社があるススキノ界隈は我が家からは少し距離があるが、天候も春らしく穏やかだったので自転車で向かった。神社はススキノの外れのビル街の中にあった。敷地は広くなく、鳥居、手水舎、本殿(拝殿)、社務所などが狭い敷地を上手に利用した形で建てられていた。参拝を終えて、社務所のインターフォンを押したところ、幸いにも神職の方が在住されており、直筆の御朱印をいただくことができた。

   

   

   ※ 拝殿の戸は閉じられていました。

 御朱印は上掲のとおりだが、背景に大きな赤い五稜星をあしらってあるのが大きな特長といえる。

【札幌祖霊神社 情報】

◇旧社格:無願神詞

◇所属:北海道神社庁

◇住所 札幌市中央区南5条西8丁目1

◇御朱印:あり(直筆 初穂料500円)

◇参拝可能時間:24時間

◇社務所受付時間: 9:00~17:00

◇例祭日:春分の日、秋分の日

◇駐車場:なし

◇アクセス:地下鉄南北線「すすきの駅」から徒歩約10分(約650m)

◇創建: 1871年(明治4年)    

◇代表的ご利益:先祖を敬う神社ですが御祭神から 〇安産祈願・子授かり・子宝 〇商売繁盛 

◇御朱印記帳日 4月3日

 


ブラボー!札幌室内管弦楽団

2023-04-03 16:40:24 | ステージ & エンターテイメント

 期待していた以上の素晴らしい演奏だった!(期待値が低かった?)アマチュアの演奏の場合、私は弦楽器の技量を聴き比べるのだが、その弦楽器の音が想像以上だった。ラフマニノフ、そしてシューマンの曲を十分に堪能できた演奏会だった。

      

 昨日(4月2日)午後、札幌文化芸術劇場hitaruにおいて「札幌室内管弦楽団」の第22回演奏会があり、友人3人と共に鑑賞した。会場は満員というほどではなかったが、一階部分はほぼ客席が埋まっている状態で演奏会が始まった。

 演奏する楽団員の数が予想外に多いのにまず驚いた。正確に数えた数ではないが総数で60名近くはいたように思えた。うち弦楽器を担当していた楽団員が35名前後いたようだ。指揮者は過日(3月19日)の「札幌ウィンドアンサンブル」の定期演奏会でもタクトを振った松本寛之氏だった。

 第1部はラフマニノフ作曲の「ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18」で、ピアノは下田絵梨花さんが担当した。下田さんはさまざまな楽団と共演されているピアニストとのことで、その技量は十分と思えた。ピアノの音を支える管弦楽団とのコンビネーションも十分で、時には繊細に、時には音量豊かに会場を圧するようにラフマニノフを演奏し切ったと私には聴こえた。

  

  ※ この写真は今回のものではありません。しかし、ピアノとの共演の絵ですね。

 第2部はシューマン作曲の「交響曲第1番変ロ長調作品38『春』」だったが、こちらは純粋に室内管弦楽団の力量が試される演奏だった。ここでも素人の私の耳に弦楽器の音は心地良く聴こえてきた。ただ弦楽器に対して管楽器は大音量が出る割に少人数での演奏となるため、時折り危うい音が出てしまう場面もあったのは致し方ないところか?

 私の見間違いでなければ、コンサートマスターを務めた第一ヴァイオリンの方は、これも過日聴いた「宮の森アルテ・ムジクス アーベントムジーク」のコンサートマスターの方ではないかと思われた。その際、私は最前列で聴いていたのだがお歳を召されたベテランのそのお方が素晴らしいリーダーシップを取られていたのが印象的だった。もしその方だったとしたら、彼のリーダーシップと指揮者の松本寛之氏の指導によってあのような弦楽器の音が醸成されたのではないかと思えたのだった。

 私の感想はあくまでクラシックに疎い素人の感想であることをお断りしておきます。私にとってクラシックを聴くとは、弦楽器の音の心地良さを聴くことが楽しみということと同義語のようなものである。その音が予想外(失礼!)に良い音に聴こえてしまったことからこのような感想となった。

        

        ※ 今よりちょっと若い頃の松本寛之氏です。

 指揮者の松本寛之氏の飾らない人柄も私には好ましく映る。松本氏はマイクを片手に聴衆との交流を好んでいるようである。曲の解説はもちろんのこと、今回は「ブラボー!と叫ぶことが解禁になりましたよ!」と盛んに「ブラボー!」の声掛けを要望されているように聞こえてきた。しかし、私にはあのたくさん聴衆の中での声出しを躊躇ってしまった。そこで拙ブログの中で「ブラボー!」を叫ばせてもらった。

 札幌の楽団ではアマチュアの方でも相当に研鑽され、力量の高い方々も多いようだ。近々他のアマチュアの管弦楽団の演奏会を聴く予定も入っている。聴き比べが楽しみである。


大通公園の彫像・石碑&モニュメント巡り

2023-04-02 19:38:04 | 「めだかの学校」関連

 何度も見ている大通公園の彫像や石碑、モニュメントだが、改めて公園全体を見てみると、その数がずいぶんと多いことに気付きます。今回、ある目的のために改めて全体を巡ってみることにした。            

  

 ※ 大通公園の彫像・石碑&モニュメント巡りのスタート&ゴールとしたテレビ塔を仰ぎ見たところです。      

 昨日(4月1日)、やや肌寒かったが特に予定がなかったこともあり、以前からある目的のために一度下見しなくては、と思っていた「大通公園の彫像・石碑&モニュメント巡り」を実行に移した。

 ある目的とは、私が所属する「めだかの学校」の新年度企画の一つとして4月から戸外に出て体を動かすこと目的として市内の公園巡りをすることになった。その第1回目の企画として4月24日(月)に第一弾として大通公園の彫像や石碑、モニュメントを見ながら大通公園を巡ることになった。

 その第1回目の担当が私に任されたために実施前に一度実地踏査をしなければならないと考えていた。実はこの「公園巡り」が構想段階だった昨年12月に一度実地踏査はしているのだが、その際はあくまで構想段階であって、実施を前提としたものではなかった。そこで今回は実際に巡る順に歩いて、距離や時間を測る必要もあった。

 その結果、いろいろなことが改めて明らかになったところがあった。まず、大通公園内の彫像や石碑、モニュメントの数であるが、私が数えたところ27件にも上った。(私が数えなかったモニュメントなどはまだあるようだ)その内訳は、彫像が12件、石碑が7件、モニュメント類が8件だった。

 また、それらの設置されている箇所を公園の北側、中央、南側と分類すると、その内訳は北側が9件、中央部が13件、南側が5件だった。私の印象では北側に偏在していると思っていたが、それは彫像が多かったせいで、中央部にはモニュメント類が多く設置されていて数としては上回っていた。

 この日の実地踏査をもとに、当日は札幌テレビ塔をスタート&ゴールとして、東から西端の札幌資料館玄関上の「法の女神テミス像」を目指し北側と公園中央にある彫像などをチェックして、後半は札幌資料館を折り返して東端のテレビ塔を目指して南側の彫像などをチェックしてゴール地点に戻ることにした。

 それぞれの彫像、石碑、モニュメントのところでは、私がウェブ上などで収集した情報を参加者に提供することにしている。また、反対に参加者の中に詳しい方がいた場合にはそうした方の助けも借りたいと思っている。なにせ「めだかの学校」なのだから…。

 歩く距離は多少出入りもあるので総距離約4キロくらいである。そこを2時間かけて巡るのだからシニアの足でも十分歩けると考えている。

 できるかぎりの準備を整えて当日に備えたいと思っている。

 なお、以下は昨日撮り貯めた彫像、石碑、モニュメントを巡り歩く順に並べたものです。

〈1〉「希望」の像   ※この像は大通公園内ではなく、北1西1のところにある。

   

〈2〉花の母子像「愛」  大通西2丁目(北側)

   

〈3〉「ベンソンの水飲み」碑  大通西2丁目(北側)

   

〈4〉「北海道電話交換創始の地」碑  大通り西2丁目(北側)

   

〈5〉「開拓の母の像」  大通り西2丁目(北側)

   

〈6〉「石川啄木像」と歌碑  大通り西3丁目(北側)

   

〈7〉「牧童」の像  大通り西3丁目(北側)

   

〈8〉「泉の像」  大通り西3丁目(中央)

   

〈9〉西4丁目 噴水  大通り西4丁目(中央)

   

〈10〉「聖恩碑」  大通り西5丁目(中央)

   

〈11〉日時計  大通り西6丁目(中央)

   

〈12〉「開拓記念碑」  大通り西6丁目(北側)

   

〈13〉「奉仕の道」  大通り西6丁目(中央)

   

〈14〉「漁民の像」  大通り西7丁目(北側)

   

〈15〉「ブラック・スライド・マントラ」  大通り西8~9丁目(中央)

   

〈16〉プレイスロープ  大通り西9丁目(中央)

   

〈17〉「ホーレスケプロン像」  大通り西10丁目(中央)

   

〈18〉「黒田清隆像」  大通り西10丁目(中央)

   

〈19〉「マイバウム」  大通り西11丁目(中央)

        

〈20〉西11丁目 噴水(地下鉄通風口)  大通り西11丁目(中央)

   

〈21〉「若い女の像」  大通り西12丁目(中央)

   

〈22〉「法の女神テミス像」  大通り西13丁目(札幌市資料館玄関屋根)

   

〈23〉「有島武郎文学碑」  大通り西9丁目(南側)

   

〈24〉「集団帰国記念」碑   大通り西8丁目(南側)  

   

〈25〉「札幌の木 ライラック」歌碑   大通り西4丁目(南側)

    

 〈26〉「朔風」(潮風の像)   大通り西3丁目(南側)

   

〈27〉豊平川水位表示塔   大通り西1丁目(南側)

      


お爺(じい)たちのランチ会

2023-04-01 18:48:05 | その他

 個室にて日本料理をいただき、食後のコーヒーを楽しみながらまったりとしたひと時を楽しむのもいいもんだ。そんな思いを抱かせてくれた昨日の午後のひと時だった…。

  

  ※ 割烹 たま笹のエントランスです。

 妻は同じマンションに住んでいるご婦人たちと時折りランチ会を催しておしゃべりを楽しんでいる。そんな姿を目にして、男だってそんな時間を持ってもいいのではと考えていた。たまたま昨日(31日)は特に予定もなかったことで、以前から「時には一緒に食事でも…」と語り合っていたコンサート鑑賞仲間の三人でランチ会をしてみようということになった。

 会場は妻から「日本料理店が相応しいのでは?」との推薦もあり、円山にある「割烹 たま笹」に予約をした。「割烹 たま笹」はけっして高級な料理店ではないが、しっとりと落ち着けて、料理の美味しい日本料理店として知られていた。

 予約した12時30分、3人揃って入店すると6人くらいは入れるのではないかと思われる個室に案内された。予約したのは「ぜいたく丼定食」である。

   

   ※ 私たちが案内された個室です。

 「たま笹」の中ではけっして高価なランチではないが、一応簡略な日本料理の形式にのっとって、先付けが出され(これがとても美味しかった!)、続いてメインの海鮮丼と併せて焼き物、揚げ物、蒸し物、吸い物がセットとして出された。そして食後には水菓子が提供されるという形だった。

 私たちは会話を挟みながら美味しく新鮮な海鮮丼に舌鼓を打ちながらご馳走になった。

     

     ※ 私たちが食した「ぜいたく丼定食」です。

 食事時も、そして食後のコーヒーを供にしながらも、他愛のない話が続いた。その内容は、自らの老いのこと、現職時代の思い出、終活のこと、等々…。とりとめのない話はいつ果てるともなく続きそうな気配であり、時間に縛られないお爺たちにとっての極上の時間でもあった。ただ、「たま笹」のランチは14時までと制限されていた。

        

       ※ トイレの手洗いも割烹らしい雰囲気を醸し出していました。

 時間に押されるように私たちは「たま笹」を後にした。誰からともなく、「またこうした時間を持ちましょうや」と約束して、3人はそれぞれの家路に就いたのだった…。       

 お爺のランチ会もいいものです!

※ 使用した写真は全てお店のHPの写真を借用しました。