モモちゃんへ
日々の出来事を亡きモモに教えます。
 



湊 かなえ著の [告白] 久々に面白い本を読みました。中学の女教師の娘(幼女)が殺される一つの事件です。。

事件そのものは架空の殺人事件ですが、背景で語られる情景や事件は記憶に新しい実際の事件に触れています。





自分の受け持つクラスの生徒が犯人で その生徒たちの前で「真実」を告白するところから物語は始まります。





犯人の少年 A・Bとか 犯人のガールフレンドとか 女教師の元夫 子供におびえる親とか 世直し先生にあこがれる滑稽な後任の先生・・

さまざまな人間の「真実」の告白だけが延々と続きます。







裁判の記録でさえ真偽のほどは分かりません。まして個人のそれぞれの告白 あくまでもその人が言ってることです。

だから真実とは限らないわけでしょう? 私は これは嘘じゃないか・・それを想像して変えていくのがとても面白かったです。。 





私はこの中で いつも自分が言っている言葉を見つけました。私の場合、電話番号――昔 覚えたのは忘れません。

でもメモを見る癖がつくと いつまでたっても番号を覚えられません。物語の中では日記を勧める理由として似たようなことが書かれています。





嫌なことは 書いて吐き出してしまう そしたら電話番号と同じで忘れる。。私もそう言います。そうでもないけれど・・・





眠れない時に睡眠薬代わりに読んで読み終わらない本と 読みだしたら一気に読む本と 同時に読むことが多いんですが この本は後者です。






写真は1ヶ月以上前 二日市温泉 大丸別荘の食事です。。。贅沢な・・・とヒンシュクを買いそうで隠していましたが 告白します。



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