わたしは「セロ弾きのゴーシュ」NHK「ラジオ深夜便」で語った魂の記録をご紹介します。
中村哲医師の著書は 過去にもご紹介していますが 今回はインタビューそのままで 書物と違って 声が聴こえる気がします。
まして福岡県人で なんというか 言葉の選び方 ニュアンス っていうか・・・
それに 私は 賢治ファンですから これ ★★★★★ です。NHK出版 1,760円
普通の引用と違います。本の中に そっくり「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治 が挿入されています。32ページを割いて紙の色を変えて・・・です。
セロをうまく弾けず楽団に迷惑をかけるゴーシュは家に帰ると まずバケツの水を飲みます。
毎日 猫 カッコウ 狸 野鼠たちが 練習の邪魔をします。
そして演奏会の日 不思議なことに、ちゃんと弾けたんです。 邪魔じゃなくそれぞれが トロイメライを弾いてくれ とか 練習だったのです。 回り道をさせられなが本当の目的に導かれていた。そんなお話です。
中村哲医師は ハンセン病を治すお医者様ですが 他の病人を見過ごすことはできない そして 治療よりも 飲み水が先 井戸を掘ります。
干ばつ・基金 栄養も摂れない 今度は 作物を作れるように 川を造ります。まわり道のようで 病気の予防になる まさに ゴーシュです。
今までたくさん中村哲さんの本を読んだけど 話し言葉だから本当に分かり易かったです。
なにーをくよくよー 川端やーなぎー~ 蛇篭工法、前にも説明しましたが 番線で造った大きな篭に石を詰めて護岸に使うのですが 針金はそのうち腐食します。だから最初から土手に柳を植えると根がどんどんどんどん張って 自然の蛇篭になるんですって。
文字ばかりで読んで頂くほど 上手く書けないので 段落に 自慢の本を並べました。
寺田寅彦集 より 柿の種 をご紹介します。
ブログ友の縄文人さんが紹介された時、本棚を探したらありました。 箱に付箋があって定価より高い1,100円 参考の為 ネットで探したんですね。 ポプラ社 定価は320円 昭和33年ですからね。忘れていたけど一気に読みました。
ところで 寅彦って もしかして寅年生まれ? 気になります。 巻末の年表を見ました。
1878年生まれ 今年寅年 (2022ー1878)÷12=12 ピンポーンです。
因みに縄文人さんのご紹介は 上皇后さまが毎朝音読される そうなんです。 柿の種
柿の種そのものは話の中に出てこない・・描写がとっても細かい・・デパートの食堂での食事風景(隣のテーブルの家族)など
私も音読しようかな? 物を言わない日もあるから・・ 音読するなら セロ弾きのゴーシュの方がいいかな・・
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