昨日は 『52ヘルツのクジラたち』 の映画を観ました。(妹と友人と3人で) 本ではご紹介した町田そのこさん原作 細かい事はもう忘れていて 全体的なことは 映画は映画の良さがあると感じたことです。
【自転しながら公転する】 山本文緒 著 新潮文庫
これは私は好きでしたね~。 主人公が 都(みやこ)と貫一 熱海の海岸 さんぽーする~ 貫一お宮の 二人ー連れ~ 金色夜叉 ですね。・・・名前だけですよ。
貫一の蘊蓄(うんちく)興味深かった。
たとえば「地球は秒速465kmで自転して、その勢いのまま秒速30㎞で公転してる」この後、延々と続くんですが、面白いですよね。
貫一は私の好きな職人だから つい味方しますが 都さんは結構浮気者?なのです。
残りのページが少なくなってきて あ~ 貫一お宮だから やっぱり結ばれないかと思っていたら 偶然入ったお寿司屋さんで 会うんですよね~ お互いに気付いている…そこで終わったらいいのに・・エピローグで 急に娘の結婚式の設定で、父親と母親になっていた。
ウンチクの一つに 【金色夜叉】作者(尾崎紅葉)が 連載中に亡くなって 未完のままというのがあります。こっちも エピローグは・・・・想像したかったなぁ
次にご紹介するのは 【極夜行前】角幡唯介 文春文庫 です。これも面白かった~ そういえばこれにも自転公転を紹介
ずっと夜だったり 睫が凍るような北極に行った冒険家?の 準備のための旅 3年ですよ。大がかりな車で行くわけじゃない単独行だから 途中食料や 燃料やなどを貯蔵しなくちゃならない。そんな準備の3年 ノンフィクション。
第1部 天測放浪 第2部 犬との旅 第3部 海象と浮き氷 GPS とか スマホ とか持たずに星を見て地図を自分で作ります 特別の器具を使って距離を計算する。準備のための旅だから一回一回 1人で勉強?して戻らなくっちゃなりません。
犬との旅 は 泣きながら読みました。 準備の旅なんですが 本物の時に そりを引かせるために しつけをしなくちゃならない 1歳犬だからかわいい。でもペットじゃないから 甘やかすことができない とはいえ孤独な命懸けの日々の中でしつけじゃなく 八つ当たりで 殴ったことも・・・ 泣けます。
とても紹介しきれないけど 読みたくなった方が たった一人でいいから おられた嬉しいです。。
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